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《zak女の雄叫び お題は「改」》改めて知る島の美しさ

 滋賀県の琵琶湖に浮かぶ人口約250人の沖島。今年1年間、この島を舞台にした連載を執筆することになった。

 島を訪れるのは約5年ぶり。以前は大津支局に赴任していたころに、沖島で開かれた夏まつりを取材するために訪れたことがあった。

 滋賀県近江八幡市のJR近江八幡駅から車で約30分のところにある堀切港から、船に乗って10分もすると沖島に着く。4月上旬になると、桜は満開だ。白く輝く花びらが、美しい。

 島はバイクも車もなく、時折大きな三輪車に乗った女性がゆっくりと通り過ぎていく。聞こえてくるのは、琵琶湖を走るモーターボーターのエンジンの音のみ。のんびりとした時の流れは、5年前とまったく変わらない。

 取材先との約束まで時間をつぶすため、古民家を改装した喫茶店に入った。コーヒーをいただいていると、店主の女性がやってきた。急遽(きゅうきょ)、島の対岸に渡らなければならない用事ができて店を閉めなければならなくなったという。ふと、女性が私の顔を見てこう言った。

 「もしかして、以前きてくれましたか。元気にしてたんやね」

 そういえば、5年前もこの店を訪れ、島についていろいろと教えてもらった。店を追い出される形になったが、自分のことを覚えてくれていたうれしさが上回った。今回、沖島の連載をすることにしたのも、こぢんまりとした島ならではの温かさが印象に残っていたからだ。

 島唯一の小学校、市立沖島小学校を訪れると、またもや見覚えのある顔があった。以前訪れたときに1年生だった男の子は、今や6年生。全校生徒14人の小さな学校の立派なリーダーだ。変わらぬこともあれば、変わっていくこともある。身も心も立派に成長した子供たちの姿を見て、5年の月日を痛感する。豊かな自然に囲まれ、たくましく育ったのだろう。

 連載を通じてこの島の美しさ、温かさを読者に伝えていきたい。改めて心に誓った。(江)

 【zak女の雄叫び】取材や日常…。女性記者21人が月ごとのキーワードで本音を綴るリレーコラムです。5月のお題は「改」です。

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