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【ぴいぷる】輝く“東京の夜”をロックオン! 夜景写真家・堀寿伸「見慣れた東京の夜景とはちょっと違う…」 4冊目写真集「東京夜景」上梓

 ■計250カ所撮影「未知の世界…客観的にとらえた」

 摩天楼のように林立する大都会のビル街から、夕日に染まるまばゆい湖面の風景まで…。夜景ばかりを撮り続けて約20年。このほど4冊目となる夜景の写真集「東京夜景」を上梓した。

 「外国人の視点になって撮りました。だから有名な東京の名所も登場しますが、ふだん見慣れた東京の夜景とはちょっと違いますよ。実は私の本拠地が大阪だからです」

 この言葉通り、これまで見てきた東京の夜景写真とは一味違う。

 東京都庁第一本庁舎展望室から見下ろす西新宿の夜景は幻想的な光に満ち、まるで洋画に出てくる大都市のワンシーンのよう。一転、東京都東村山市の狭山公園の多摩湖に夕日が沈む光景は欧州で描かれた絵画のような絶景だ。

 「私にとって東京は未知の世界に等しく、それだけに客観的に東京の魅力をとらえることができたのでは…」

 5年前、大阪の夜景だけを収録した写真集「大阪夜景」を発表したところ話題となり、「次は東京で」と企画が進み、昨年4月から撮影を敢行。今年1月まで約10カ月間かけて撮った137カ所の夜景写真が収録されている。

 「大阪の自宅を本拠地に、東京のウイークリーマンションに住み込みながら、毎晩、撮影を行いました。“東京の輝き”を再発見してもらえれば」と期待を込める。

 大学生の頃から夜景を撮り始め、夜景写真家としてのキャリアは来年で20年を迎える。

 大阪で生まれ育った写真家として不満を抱いてきた。

 「ガラが悪いなど、なぜか大阪はイメージがよくない。夜景を撮っていて気づいたんです。『実は大阪はこんなにも魅力的な街なんだ』と。この思いを伝えたくて」

 この熱い思いを原動力に大阪の夜景を撮り続けてきたという。

 今回の収録分は計137カ所。未収録写真も見せてもらったが、いずれも驚く力作ばかりだ。

 「実は計250カ所で撮っているんです。いつか、これら隠し球を発表できれば」と笑った。

 2年前、大阪市内のメーカーを退職し、プロ写真家として独立。「大阪、東京に続き全国の魅力ある夜景を探し、紹介したい」と意欲を見せた。

 □4冊目写真集「東京夜景」上梓

 ■堀寿伸(ほり・としのぶ) 1977年11月28日生まれ。41歳。大阪府出身。夜景写真家。立命館大学経済学部卒業。2002年、写真サイト「大阪 at Night-大阪の夜景-」を開設し、夜景作品を発表。写真集として14年に「大阪夜景」、17年に「大阪夜景 増補改訂版」、共著で登山ガイド&夜景写真集「山夜景をはじめて楽しむ人のための関西ナイトハイキング」(いずれも創元社)を発刊。(ペン・波多野康雅 カメラ・鳥越瑞絵) 

 ※大阪城公園以外はいずれも東京都

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