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【ぴいぷる】「ムーミンの国」より愛をこめて コミックエッセー『はじめてフィンランド』が話題、トナカイ フサコさん&ヨキネン・タルさんを直撃 (1/2ページ)

 ■高校時代に「かもめ食堂」を見て憧れ

 今年は日本とフィンランドの外交樹立100周年の記念すべき年。

 「この本が両国の友好に少しでも役立てばうれしいですね」

 まだ日本人の多くが知らないフィンランドの隠れた魅力を伝えようと、異色コミックエッセー「はじめてフィンランド~白夜と極夜ひとり旅~」(河出書房新社)を刊行した著者、トナカイ フサコこと矢吹芳子さんと監修者、ヨキネン・タルこと清水タルさんは、こう声をそろえた。

 絵本やアニメの人気キャラクター「ムーミン」の故郷として、また、2006年に両国で公開されたヒット映画「かもめ食堂」の舞台として登場し、多くの日本人が親しみを抱く北欧の国、フィンランド。特に映画「かもめ食堂」公開以来、首都ヘルシンキなどを訪れる日本人観光客が急増中だという。

 「かもめ食堂の撮影に登場したお店は、撮影後も、そのままセットが再現され、おにぎりなど日本食をふるまうお店としてずっと運営されていたんです。ところが、今年初めに行ったら、ラーメン屋になっていたので驚きました」と矢吹さんは笑顔で語る。

 高校時代に映画「かもめ食堂」を見て以来、フィンランドのとりこになった。11年、大学卒業後、大阪市内にある大手広告代理店の関西支社に就職。その5年後、日本の大学を卒業し、新入社員として入社してきたのが、フィンランド人のタルさんだった。

 「タルさんからフィンランドの話を聞いているうちに、高校時代に憧れたフィンランドへの思いが再び沸き起こってきたんです」

 “フィンランド愛”を抑えきれずにいた矢吹さんは約5年間勤めた会社を16年に退職後、フィンランドへ一人旅に出掛けた。

 映画「かもめ食堂」は、女優の小林聡美演じる日本人OL、サチエが、ある日突然、ヘルシンキへ行き、一人で「かもめ食堂」を開店させる物語。映画のヒロイン、サチエの人生と重なって見えてくる。

 フィンランドと日本の親交は長いが、その歴史や文化を詳しく知る日本人は多いとは言えない。

 ■発祥のサウナもサンタも本場は違う

 日本人の大好きなサウナの発祥地であり、サンタクロースと妖精が暮らすというアミューズメントパーク「サンタクロース村」は近年、日本人観光客に人気の観光スポットだ。

 矢吹さんが実際に訪れてみると…。

 「日本のサウナとはイメージがかけ離れた、おしゃれなテーマパークのように家族で楽しめるサウナが街中にあり、サンタも日本とはイメージがだいぶ違いました」

 フィンランド人のタルさんに、その違いを聞くと、「私の実家ではサウナは毎週末に。また、クリスマスや正月など特別な日にも入ります。さらにフィンランド人にとってサウナは会社の打ち上げなど社交場にもなるとても重要な場所なんですよ」と解説。サンタクロースについては、「昔は悪い子供を懲らしめる、ヤギの角がはえた妖怪のような恐ろしい存在だったんですよ」と笑顔で教えてくれた。

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