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金正恩氏、連絡事務所撤収で韓国を恫喝! 国際社会に揺さぶり…ロシアには側近送ってすり寄りか

 北朝鮮が国際社会に揺さぶりをかけてきた。韓国と開所した北朝鮮・開城(ケソン)の南北共同連絡事務所から、自国側の人員を撤収する一方、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長のロシア訪問を示唆する動きを見せたのだ。ドナルド・トランプ米政権を意識しながら、孤立化する韓国を突き放し、ロシアに接近する「狡猾外交」を展開している。

 「残念に思う。北朝鮮側が早急に復帰し事務所が正常に運営されるよう望む」

 韓国側所長を務める統一省の千海成(チョン・ヘソン)次官は22日、記者会見でこう語った。

 南北連絡事務所は昨年4月の南北首脳会談での合意を受け、同9月に開所した。頻繁に会談や協議が行われていたが、2月末の米朝首脳会談が決裂した後は、週に1度の南北間の定例会議も開かれていなかった。

 北朝鮮は「米朝の仲介役」を自任する韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権への不信感を高めている。「米国に制裁緩和を働き掛けるよう文政権に警告した」との見方もあるが、文政権は米国からも敬遠されており、「南北協議の価値なし」と判断した可能性もある。

 こうしたなか、韓国の聯合ニュースは22日、正恩氏の「執事」と呼ばれるキム・チャンソン国務委員会部長が19日にモスクワを訪問したと報じた。正恩氏の訪ロに向け、ロシア側と協議したとの見方が出ている。

 先の米朝首脳会談で、米国は「北朝鮮の非核化」と「中国からの離脱」を要求したといわれる。北朝鮮とすれば、中国に接近すれば米国の虎の尾を踏みかねないため、ロシアに近づいて米国の譲歩を引き出そうとしたのかもしれない。

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