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「すぐ忖度する」発言で塚田副大臣は辞任必至! 事実なら「利益誘導の自白」に 識者「政治家の自覚なし」

 塚田一郎国土交通副大臣(自民党麻生派)の「政治家としての適性」が問われている。山口、福岡両県を結ぶ「下関北九州道路」事業の予算措置をめぐり、「私はすごく物分かりがいい。すぐ忖度(そんたく)する」などと、利益誘導を疑われる発言をしたのだ。政府への信頼を揺るがす問題発言であり、副大臣辞任は必至といえる。

 平成政治史に残る発言は、新元号「令和」が決定した1日、北九州市で行われた福岡県知事選の応援演説で飛び出した。

 塚田氏は、安倍晋三首相の地元・山口と、麻生太郎副総理兼財務相の地元・福岡をつなぐ「下関北九州道路」について、「安倍首相や麻生副総理が言えないので(国直轄の調査費をつけたことについて)私が忖度した」と自慢げに語った。

 さらに、自民党の吉田博美参院幹事長らから「首相と副総理の地元事業なんだよ」と要望されたことも紹介し、「国直轄の調査に引き上げた。私が忖度した」と発言したのだ。

 事実なら、「利益誘導の自白」だ。事実関係を明確にする必要がある。

 菅義偉官房長官は2日、塚田氏を厳重注意した。塚田氏は3日の衆院厚生労働委員会で、「大勢が集まる会で、我を忘れて事実とは違う発言をした。誠に申し訳ない」と頭を下げたが、国民の前で「事実と違う発言」をするような副大臣は信用できない。

 安倍首相は3日の衆院内閣委員会で「発言は問題だと考える。本人からしっかり説明すべきで、肝に銘じて職責を全うしてほしい」と述べたが、本気で擁護する気はなさそうだ。

 政治評論家の伊藤達美氏は「(副大臣が)天皇陛下の認証官との自覚が足りず、危機意識もなく、政治家としての自覚が足りない。『安倍一強』にあぐらをかいていたのではないか。新元号も決まり、安倍政権も良い雰囲気にあるのに、水を差した」と語った。

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