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《zak女の雄叫び お題は「改」》改元後初の国賓、トランプ米大統領が皇居で見せた意外な表情

 平成から令和へのお代替わり後、「第1号」の国賓として来日した米国のトランプ大統領。ゴルフに大相撲観戦、炉端焼き…といった日程から、海外メディアでは「観光旅行」などと批判されたが、27日の皇居・宮殿での歓迎行事や天皇、皇后両陛下ご主催の宮中晩餐(ばんさん)会では、トランプ氏が日本の文化に関心を示したり、両陛下にこまやかな気遣いを見せたりするなど、繊細な一面も垣間見えた。

 28日朝、皇居・宮殿の表玄関にあたる南車寄に、重厚感のある黒のリムジンが止まった。「広辞苑よりも厚い」と言われるドアがゆっくりと開き、姿を現したトランプ氏は、迎えに出られた両陛下に敬意を示すように会釈すると、まず陛下と、そして皇后さまと握手を交わした。

 「ナイス・トゥ・ミーチュー」と口をすぼめ、「初めまして」のあいさつをしたトランプ氏の表情や声に、前日の安倍晋三首相らとの炎天下でのゴルフなどの疲れは全く見えなかった。「サンキュー」とこれまた口をすぼめて感謝を伝える言葉は、宮殿への出入りでトランプ氏の口から何度も聞かれた。

 両陛下のエスコートで、宮殿に足を踏み入れたトランプ夫妻。関係者によると、トランプ氏はしきりに「すばらしい建物ですね、何年にできたのですか」「自分は日本の文化が大好きです」などと話し、宮殿の建物の内装や、中庭の緑の美しさに感動した様子だったという。

 両陛下が国賓と会見される際の習わしである「御贈進品」-つまり、プレゼントの交換でも、トランプ氏の心憎い演出があった。

 トランプ氏が陛下への御贈進品として準備したのは、80年以上前に米国で作製されたというビンテージのビオラ。陛下はビオラ奏者として知られており、関係者は「陛下が演奏されるのをよくご存じだった。大変気配りをされた贈り物に、陛下も喜ばれていた」と明かす。

 夜の宮中晩餐会では、両陛下に日本の天皇制の歴史などについて熱心に尋ねていたというトランプ氏。何よりも驚いたのは、陛下の歓迎のお言葉への答辞で、新元号の典拠とされた万葉集にまで言及したことだ。トランプ氏はスピーチで、「マンヨーシュー」の古来の英知が受け継がれてきたように、日米同盟も豊かな財産として、「子供たちに受け継いでいかなければならない」と静かに語った。

 実は、平成29年に天皇としてご在位中だった上皇さまと初めて会見したときには、かなり緊張した面持ちだったというトランプ氏。今回の周到すぎるほどの準備や両陛下へのこまやかな気配りには、2年前に対面した上皇さまのなさりようや、その立場を引き継がれた天皇陛下に対してのトランプ氏の自然な尊敬の念が現れていたようにも感じた。(い)

【zak女の雄叫び】取材や日常…。女性記者21人が月ごとのキーワードで本音を綴るリレーコラムです。5月のお題は「改」です。

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