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参加者怒り!「香港政府は中国の言いなりだ」香港で103万人デモ勃発 中国本土への「容疑者引き渡し条例」に反対 一部は警官隊と衝突

 これが大きなうねりにつながるのか。香港で9日、中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案に反対する大規模デモが繰り広げられた。主催者発表で103万人が参加したといい、一部は警官隊と衝突し、負傷者が出る騒ぎに。今、香港が揺れている。

 反対運動は、最大20万人が参加した2014年の民主化デモ「雨傘運動」以来の盛り上がりを見せている。参加者の多くは、「希望」を象徴する白い服に身を包み、「悪法を撤回しろ」と叫びながら、香港中心部を行進した。

 デモ終了後には、マスク姿の若者らが立法会に突入しようとして警官隊と衝突、負傷者が出た。警官隊は催涙スプレーを使用するなどし、多数を拘束した。

 香港は、中国本土との間に犯罪人引き渡し協定を結んでいない。民主派は条例が改正されれば、共産党に批判的な人物の移送に利用される恐れがあると反発。

 香港に高度の自治を約束した「一国二制度」崩壊への懸念から、1997年の中国返還以降、最大規模となった今回のデモ。民主派団体「民間人権陣線」が主催し、今回で3回目。

 終点の立法会(議会)周辺で、改正案採決などに備え「立法会包囲のリハーサル」を行い、香港政府に圧力をかけた。

 一方、中国の意向を受けた香港政府は、6月下旬にも立法会での可決を目指す構えで、対立は深まっている。

 7歳の息子を連れて参加した会社員の男性(48)は「香港の自治は後退したが、法治があることがとりでだった。条例が改正されればもう安心して暮らせない」と訴えた。別の男性会社員、張慶信さん(33)は「香港政府は中国の言いなりだ。一国二制度を無視することは、香港人を侮辱するも同然」と憤った。

 条例改正を巡っては、欧米諸国も「香港の法治を脅かす」(ポンペオ米国務長官)などと懸念を表明。中国政府は「内政干渉」と反発している。

 香港では03年、国家分裂行為などを禁じる「国家安全条例」案に反対する50万人規模のデモが起きたことがある。

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