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安倍首相、9月内閣改造で「断韓シフト」 河野外相は続投、三原じゅん子や進次郎氏の抜擢も (1/2ページ)

 第25回参院選は21日、投開票された。安倍晋三首相(総裁)率いる自民党は2016年の前回参院選を上回る57議席を獲得し、公明党と合わせた与党で改選124議席の過半数(63議席)を超えた。6年半を超えた安倍政権は信任されたが、憲法改正に前向きな「改憲勢力」は国会発議に必要な3分の2(非改選議席と合わせて164議席)を割り込んだ。安倍首相は“薄氷の勝利”を受けて9月半ばにも、内閣改造・党役員人事を断行する。いわゆる「元徴用工」の異常判決などをめぐる韓国への新たな対抗措置や、緊迫するイラン情勢、憲法改正を見据えて、政権基盤を強化する。注目の「断韓シフト」に迫った。

 「国民は安定した政治基盤のもとに政策を進めていけという判断をしたと思う」

 安倍首相は21日夜のNHK番組で「大型国政選6連勝」を果たした感想をこう語った。だが、そこに高揚感はなかった。

 自民、公明与党は改選過半数を上回ったが、改選前の77議席には届かなかった。自民党は改選前より9減。単独過半数も失った。自民党と野党5党派が激突した32ある改選1人区は、自民党の「22勝10敗」だった。

 立憲民主党は改選前の9議席から17に増やした。日本維新の会は3増の10議席。国民民主党は2減の6、共産党は1減の7、社民党は改選数維持の1議席。政治団体「れいわ新選組」「NHKから国民を守る党」もそれぞれ比例代表2議席、1議席を得た。

 こうした選挙結果を受け、政府・与党は参院選後の臨時国会を8月1日召集とする日程で調整。参院の新しい正副議長を選出する。8月下旬にはフランスでG7(主要7カ国)首脳会議などがあるため、注目の内閣改造・党役員人事は9月半ばとなる見込みだ。

 まず、政権を中枢で支える、麻生太郎副総理兼財務相と、菅義偉官房長官、二階俊博幹事長の3人は不動のようだ。麻生氏には「失言」など問題もあるが、10月に消費税増税も控えており、続投させる方向。

 最も注目されるのは、韓国問題やホルムズ問題に対峙(たいじ)する外相と防衛相、経産相のポストだ。特に、国際法も守らず、「天皇陛下(現上皇さま)への謝罪要求」や、海上自衛隊機へのレーダー照射事件など、無法の限りを尽くす韓国には、「断韓」を含めた毅然とした対処が不可欠だ。

 河野太郎外相は19日、いわゆる「元徴用工」の異常判決を受け、南官杓(ナム・グァンピョ)駐日韓国大使を外務省に呼び付け、激しく抗議するなど、外交トップとしての存在感を発揮している。

 世耕弘成経産相も、韓国向け半導体素材の輸出管理強化を実施して、産経新聞とFNNの最新世論調査では70・7%の支持を得ている。河野、世耕両氏は続投有力だ。

 一方、岩屋毅防衛相は6月、レーダー照射事件のケジメも付けないまま、周囲の制止を無視して、韓国の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防相とシンガポールで非公式会談に臨み、満面の笑顔で握手した。これを批判されると、「『会うときも別れるときも気持ちよく』というのが私のモットーなので、まったく問題はない」と開き直った。

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