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《zak女の雄叫び お題は「選ぶ」》政治は自分たちがつくっている

 今回の選挙区投票率は48・80%で、過去最低に次ぐ低水準となった。要因は何だったのだろう。

 まず挙げられるのが選挙疲れだ。今年は12年に1度、春の統一地方選と参院選が一緒に実施される「亥年選挙」であり、有権者は度重なる選挙に飽き飽きしていた側面もあるだろう。また、今回の参院選は衆院選と同日開催が見送られたため、明確な政権選択選挙とならなかったことも大きい。

 憲法改正や年金2000万円問題、介護や医療、消費増税…。選挙戦を通じて候補者は多種多様なことを訴えたが、争点が多岐にわたったことで、有権者の関心も高まらなかったとみられる。さらに、九州地方では台風5号による大雨も影響した。

 低投票率は、有権者の政治離れを象徴する数字だ。

 選挙期間中、大阪選挙区に立憲民主党から出馬した弁護士の亀石倫子さんの街頭演説を取材したとき、深く心に刺さる言葉があった。

 その際、亀石さんはこう訴えていた。

 「みなさんの一票には、社会を変える力がある。投票にいく行動は無駄じゃない」

 「政治は永田町だけの話ではない。政治は政治家だけのものではない。政治はあなたのもの、政治はあなたの暮らし、あなたの子育て、あなたの労働、あなたの人生そのものなんです。あなたが大切な人とどうやって生きていくのか。政治とはそういうものだ」

 わたしたちの一票一票が「民意」をつくり、その「民意」が政治を推し進めている。

 政治に興味がない若者が多いというが、政治は自分たちがつくっている、という実感を持つにはどうしたらいいか。

 「主権者教育」も大切だと思うが、最も大切なのは政治家一人一人が自分の言葉で訴え、自分事のように考えてもらうよう説明を尽くすことだ。

 近年政治家そのものの魅力や力が薄れているといわれる。安倍一強政治でのゆるみもあるだろうが、失言や暴言ばかりが注目され、政治不信を呼んでいることが残念でならない。(有)

【zak女の雄叫び】取材や日常…。女性記者21人が月ごとのキーワードで本音を綴るリレーコラムです。7月のお題は「選ぶ」です。

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