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あの慶応では“闇指導”疑惑も!? 名門私立「お受験」最新事情 入試準備費用で外車1台分、願書は専門家が推敲

 私立小学校の名門、慶応義塾幼稚舎の現役教員が、受験前の子供や保護者に個人指導を行い、謝礼を受け取っていた疑惑を1日発売の週刊文春が報じた。少子化が進むいまもお受験戦争の激しさは変わらないようだが、専門家は「どれほどお金をかけて準備しても最後まで何が起こるかわからないのが小学校受験だ」と指摘する。

 週刊文春によると、慶応幼稚舎の現役教員は、“闇指導”の見返りに、保護者から高級レストランや高級ワインの接待を受けたり、謝礼を受け取っていたとの証言もある。慶応義塾広報室は、夕刊フジの取材に「事実関係を確認している」と回答した。

 何としてもわが子を名門小学校に入れたいという保護者の思いもうかがえるが、学校側にはどんな選考基準があるのか。

 「学校にふさわしい人物か、同級生の輪からはみださないかなどというポイントが見られているようだ」と指摘するのは、小学校受験も見据えた幼児教育を行う「オフィス地球丸」の神山眞代表取締役だ。

 一般的に小学校受験の試験は「『筆記試験』、『運動』、絵画などの『制作』、あえて勝ち負けのあるゲームを行って子供の反応などからコミュニケーション能力をみる『行動観察』、親子または子供の『面接』の5科目で構成されている」と神山氏。

 受験対策としては、筆記試験で基準点に届くような幅広い学習に加えて、運動や指先を使った創作、あいさつや話を聞く姿勢も学ぶ。

 「入学願書も試験当日と同じくらい重要だ。学校の理念を深く理解し共感していることをアピールする項目もあり、専門家に添削を頼みながら何度も推敲(すいこう)していく必要がある」(神山氏)というからたいへんだ。

 大学までエスカレーター進学できる私立小では「親が大学OBである場合、面接を担当する教員とも話が合いやすく、必然的に入試でも有利に働いてしまう」という事情もあるようだ。

 先立つものも必要だ。慶応義塾幼稚舎は、2019年度の初年度納付金が計約150万円、青山学院初等部は、17年度入学者の1年次の学費が計約130万円とされるが、それで済むわけではない。神山氏は続ける。

 「私立小の場合、入試準備にも外車が1台買えるほど費用がかかる。入学後も、名門校では同級生の母親間で『学校にふさわしいブランド』が暗黙のうちにドレスコードとなるなど、学費以外にも必要経費は多い。一方、国立小学校の場合は、私立小の半額以下の学費がほとんどで、児童の家庭も富裕層もいれば共働きの家庭もいるなどさまざまだ」

 準備に準備を重ねても「最後は何が起こるかわからない」と神山氏は強調する。

 「受験するのは6歳にも満たない子供。当日になって急に親から離れられなくなったり、試験官との相性や一緒に受験する子供によってペースを狂わされてしまうことも少なくない。国立小では試験前の抽選で落ちてしまう可能性もある。好奇心旺盛ですぐに動き出してしまうような子は、時間をおいて中学受験に臨むと成功したりするものだ」

 当たり前だが小学校で人生は決まらないということだ。

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