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《zak女の雄叫び お題は「夏休み」》「非日常」を求めてお金を落とす

 「働き方改革」が進み、まとまった休みが取りやすくなってきた。夏休みは旅行に行く(行った)という方は多いだろう。

 JTBが7月に出した予測では、今年は7月15日~8月末の夏休み期間に1泊以上の海外旅行に出かける人が前年比3・5%増の299万人と比較可能な平成12年以降で最多となる見通しだ。一方、国内旅行は0・2%減の7435万人を見込んでいる。

 経済記者が旅行需要について取材する機会は割と多い。「非日常」を求める旅行は普段と違う場所や体験にお金を落とす行為であり、普段お金が行き渡らないところにもお金が回っていくからだ。

 取材の切り口はいくつかある。海外旅行の場合は為替動向、国際線の利用客が航空券購入時に支払う燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)、テロなど渡航先の政情不安。国内旅行はガソリン代や天候といった具合だ。

 今夏に関しては、海外旅行は円高が後押し材料となる一方、全日本空輸や日本航空が8月発券分から燃油サーチャージを値上げしたことが逆風になる。香港や韓国など気軽に行ける近隣国・地域で政情不安が高まっていることも気がかりだ。

 香港は中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」をめぐるデモ活動が激化し、飛行機の欠航や遅延が相次いでいる。物理的に行き来が難しい状況だ。

 韓国はウォン安に加え、ツアー料金も安いものの、対日感情が悪化しているこの局面で訪れる日本人は多くはないだろう。外務省も8月14日の「慰安婦をたたえる日」、15日の「光復節」に合わせて全国で開かれる抗日デモや集会にむやみに近づかないように注意を呼びかけている。

 国内旅行は地方の魅力再発見や地域経済の活性化が期待されるものの、今夏は台風や豪雨などの天候が油断ならない状況だ。超大型の台風10号への対応として、JR各社は新幹線の計画運休を決めたほか、航空各社も国内線の一部欠航や遅延を決めた。

 東京では相変わらず、訪日外国人客を多く見かける。たとえば日本橋では、2020年東京五輪に向けた機運を盛り上げようと、そこら中に市松模様をあしらったエンブレムやアスリートの特大写真が掲示されている。多くの訪日客がこれらと一緒に自撮りを楽しんでいる。

 日本は戦後復興を遂げてから一貫して経済大国の一角を担ってきた。だが、実際に外国人が日本を身近に感じるようになったのは、訪日客が増えてきたこの10年程度の話だろう。

 東京だけでなく、ぜひ地方にも足を伸ばし、日本の多様な伝統や文化に触れていってほしいものだ。

 ずいぶん前に青森支局に赴任していたこともあり、今でもよく北日本を旅行します。夏は涼しく、さわやかな景色を楽しめることもポイントですが、何だか最近は北日本でも猛暑日が珍しくなくなりましたね。(B)

【zak女の雄叫び】取材や日常…。女性記者21人が月ごとのキーワードで本音を綴るリレーコラムです。8月のお題は「夏休み」です。

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