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「海外の大学に合格者が多い学校」ランク 進む日本のグローバル化…東大蹴って海外進学する生徒も

 今週は海外の大学に合格者が多い学校ランクを紹介したい。

 近年、高校卒業後、すぐに海外の大学に進学する高校生が増えている。

 高校の進路指導教諭は「かつては日本の大学入試が厳しい時代、日本の有名大学に合格できないため、進学先を海外の大学に求めた受験生もいたことがありました。当時は海外の大学の様子もよくわからず、手探りで進学して卒業していたものですが、今はトップ高校などで、真剣に志望校のひとつとして考える高校生が増えています」という。

 日本のグローバル化が進み、受験生の考え方も多様化してきている。東大と海外の大学にダブル合格し、東大を蹴って海外の大学に進学する生徒もいるほどだ。

 塾の講師は「どこの学校にも帰国子女生徒やネーティブ教員がいることで、海外の大学が身近になってきたこともあります。中高でも修学旅行やフィールドワークで海外を訪れ、長期休暇を活用した海外研修というのも珍しいことではありません。海外の大学に進学することが、特別なことではなくなってきているのです」と話す。

 さらに、最近では海外の学校と同じように、授業がすべて英語のIB(国際バカロレア)校が設置され始めている。

 海外の大学合格者数トップは広尾学園の74人。グローバル教育、ICT(情報通信技術)教育に力を入れ、進学者が多いことでも知られる。中学入試で人気の1校だ。合格実績を見ると、カリフォルニア大バークレー校、ロサンゼルス校などのアメリカの大学からイギリス、オーストラリア、カナダ、香港など数多くの国の大学に合格している。

 2位は沖縄尚学の63人、3位が渋谷教育学園渋谷の53人、4位は公立の国際の46人。なかでも沖縄尚学と国際はIB校だ。以下、通信制高校のクラーク記念国際、郁文館グローバル、国際情報と続く。ここまでが合格者30人を超えている。渋谷教育学園渋谷と国際情報は、文科省が指定する英語教育に力を入れているSGH(スーパー・グローバル・ハイスクール)の指定を受けている。

 受験生にとって、大学進学で志望校に国境がなくなってきているようだ。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

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