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習主席を北京大幹部が内部告発! 中国発表「コロナ新規感染ゼロ」はウソ? 識者「独裁維持に不可欠な『言論統制』崩れている」 (1/2ページ)

 新型コロナウイルスの世界的大流行(パンデミック)を受けて、発生国である中国への不信感がさらに高まっている。イタリアの死者数が中国を抜くなど、習近平政権は「わが国の国内感染は終息に向かっている」とアピールしているが、とても信用できないのだ。ドナルド・トランプ米大統領も連日、中国の隠蔽体質や情報操作を批判している。こうしたなか、北京大学国家発展研究院院長や、武漢市の医師らが内部告発や体制批判を始めた。中国共産党の一党独裁体制を支えてきた「言論統制」に綻(ほころ)びが出てきたのか。

 「(中国政府の発表が)本当であることを望みたい。(それが真実かどうか)誰が分かるというんだ?」「感染を発生場所だけに封じ込めることができたはずだ。中国の情報隠蔽(いんぺい)で、世界は非常に大きな代償を支払っている」

 トランプ氏は19日の記者会見で、中国政府が新型コロナウイルスの感染源となった湖北省武漢市で「過去24時間に新たな感染者が確認されなかった」と発表したことに、こう不信感をあらわにした。

 共同通信の集計(20日時点)によると、世界全体で死者数は1万人を超え、米ジョンズ・ホプキンズ大学の集計によると、感染者数も世界全体で25万人を超えた。

 中国政府は20日、中国本土の死者が計3248人になったと発表した。感染者は計8万967人という。一方で、イタリアでの死者は19日の発表で3405人に達し、感染者数が最も多い中国本土の死者数を初めて上回り、公表数字上は世界最多となった。

 習氏は10日、新型コロナウイルスの感染拡大後、初めて武漢市入りし、「(感染状況に)前向きな変化があり、重要な成果が出ている」と強調し、感染が終息に向かっているとアピールした。中国政府の発表では、湖北省でこれまでに5万8000人近くが治療を終えて退院。武漢市では今月中旬以降、1日あたりの新規感染者数が10人以下で推移しているという。

 ただ、この「中国政府発表」が信用できない。

 武漢市の隔離施設の医師が共同通信の取材に対し、武漢市の状況改善は欺瞞(ぎまん)だと内部告発したのだ。

 この医師によると、習氏の視察以降、自身の担当患者に肺炎の所見が見られたにもかかわらず、感染症対策を担う当局の「専門団」の判断で隔離が解かれたという。このころから解除の判断が甘くなり「感染者の大規模な隔離解除が始まった」という。習氏への配慮から「対策成功アピール」のため治療中の患者数を意図的に減らしていると指摘した。

 中国政府は、武漢市で18日に新規感染者が0人になったと発表したが、医師は政府の集計は「信頼できない」と断言した。

 中国を代表する北京大学からも「異論」が飛び出した。

 北京大学の姚洋国家発展研究院院長は20日までに、中央集権の強権統治の下、圧力を感じた地方の当局者が「新規感染を1例も出してはならない」と萎縮していると批判する「異例の論文」を発表した。

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