【有本香の以読制毒】中国人船長を釈放したのは誰か…菅、前原両氏ら醜悪な「仲間割れ」 誰がウソをついたのか?証人喚問で真実を明らかにせよ (1/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

記事詳細

【有本香の以読制毒】中国人船長を釈放したのは誰か…菅、前原両氏ら醜悪な「仲間割れ」 誰がウソをついたのか?証人喚問で真実を明らかにせよ (1/2ページ)

 あれから10年-。いま思い出されるのは、2010年の9月7日から8日にかけて、沖縄県・尖閣諸島沖で起きた、中国「漁船」による、わが国海上保安庁の巡視船への衝突事件だ。当時危惧したとおり、尖閣周辺での中国による「侵略」の動きは10年で格段に悪化したが、この事件がまさに悪い意味でのターニングポイントだったといえる。

 事件発生当初から、多くの日本国民が当時の民主党、菅直人政権の対応に不信感を募らせた。そして、決定的に「この政権はダメだ」と思わせたのが、公務執行妨害で逮捕した船長を同月24日、処分保留で釈放したことだった。

 決定の一報後、筆者は怒りが収まらず、数日後に行った友人の評論家、石平氏との対談では、「日本を出る選択肢が頭にある」と口にしたほどだった。

 一丁事あった際、「日本政府が日本を守らない」という事実は、それほどの衝撃だったのだ。あえてここで、「日本を守る」とはどういうことかを言うと、領土領海の防衛はもちろん、法治、民主制といったシステム、国民の権利、そして国体、これらすべてを守ることをもって、「日本を守る」と筆者は考える。

 当時の民主党政権は、日本の海へ闖入(ちんにゅう=突然、無断で入り込むこと)し、狼藉(ろうぜき)を働いた者に適切な対処をしなかったばかりか、情報公開を求める国民の声には一切答えず、中国の圧力に屈して日本の法治さえ歪めた。

 どう言い逃れしようが、そんな大罪の「主犯」とも言うべき存在が、当時の首相、菅直人氏であり、現場を実行したのが発生時の国交相で、直後に外相となった前原誠司氏だった。

 ちなみにこのとき、国民の知る権利行使と正義のため、衝突の記録映像をリークしたのは、海上保安官だった一色正春氏である。一色氏は自ら辞職したが、元首相と元外相は、のうのうと国会議員を続けている。

 あれから10年がたったいま、菅、前原両氏が醜悪な「仲間割れ」の様相を呈している。

 前原氏が、産経新聞のインタビュー(8日朝刊掲載)に対し、「当時の菅首相が公務執行妨害で逮捕した中国人船長の釈放を指示した」と証言したことがきっかけだ。前原氏がこの種の発言をしたのは初めてではないが、今回、菅氏は、自身のツイッターでこれを否定。「中国漁船による公務執行妨害事案として、我が国法令に基づき、厳正かつ粛々と対応したものである。指揮権を行使しておらず、私が釈放を指示したという指摘はあたらない」と投稿した。

 前原告白など聞かずとも、当時から多くの国民が、菅政権が中国を恐れて釈放させたことは分かっていた。だがなぜかいま、前原氏に続いて、あちこちの会派に宿替えした旧民主党の面々がゾロゾロと「悪かったのは菅さん」という旨のツイッター投稿をしている。つくづく愚劣な人々だと、あきれて言葉もない。

 菅元首相を信用できないのと同じぐらい、筆者は、前原氏もほかの有象無象も信用できない。この10年、真相を明かして軌道修正するチャンスは幾度もあったのに、一体彼らは何をしてきたのか。憲法改正を邪魔し、15年の安全保障法制にすら大反対したではないか。それがいまさら、「良心の人」ヅラをしようとはあまりにも虫が良すぎやしないか。

関連ニュース

アクセスランキング

×