自民総裁選「女系天皇」主張比較 菅・岸田両氏は「男系天皇」の重要性強調 石破氏「女系という選択肢は排除しない」 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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自民総裁選「女系天皇」主張比較 菅・岸田両氏は「男系天皇」の重要性強調 石破氏「女系という選択肢は排除しない」

 自民党総裁選(14日投開票)は、石破茂元幹事長(63)と、菅義偉官房長官(71)、岸田文雄政調会長(63)が、新型コロナウイルス対策や、経済政策、外交・安全保障、安倍路線の継承などをめぐって持論を展開している。3人の違いが徐々に明らかになりつつあるが、皇位継承で「女系天皇」を容認するか否かでも、違いは明確といえそうだ。

 大前提として、皇位は、初代の神武天皇から第126代の天皇陛下まで、一度の例外もなく父方を遡(さかのぼ)れば天皇にたどり着く「男系継承」である。

 これを踏まえて、党内7派閥のうち5派閥の支持を得て大本命の菅氏は先月25日の記者会見で、「安定的な皇位の継承の維持は、国家の基本に関わる極めて重要な問題だ。男系継承が古来例外なく維持されたことの重みなどを踏まえながら、慎重かつ丁寧に検討を行っていく必要がある」と語った。

 岸田氏は同月24日の記者会見で、「男系天皇を今日までずっと維持してきた歴史の重みを強く感じており、しっかりと受け止めたうえで考えたい」と述べ、男系天皇の重要性を強調した。

 これに対し、石破氏は産経新聞のインタビュー(8日掲載)で、「天皇陛下の存在があって初めて日本国はある。皇室がなくなったらどうするのか。女系という選択肢は排除されるべきではない」と語っている。

 石破氏は2017年に上皇さまの譲位をめぐる法整備に関し、「男系男子による皇位継承を基本としつつ、女系天皇の可能性もあえて追求し、早急に解を求めるべきだ」とする書面を党本部に提出していた経緯もある。

 わが国の「国体」について理解しているのか。

 皇室に詳しい麗澤大学の八木秀次教授は「皇位継承は男系に男系を重ねるという確立した原理のもと続いてきた。女系天皇という選択肢は近視眼的で、仮にある時期、女系天皇が誕生するとすれば、従来の皇位継承順位が変わり、継承権を持つ対象も広がる。そうなれば誰が継承するのか国民を巻き込んだ議論に発展し、皇位継承のシステムが崩壊しかねない。(石破氏は)そういった懸念を理解したうえで女系天皇に言及しているのか」と疑念を示した。

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