【松井一郎 維新伝心】「ブレない改革派」菅新首相に期待 「日本は弱腰だ」旧民主党政権、中国への忖度 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

記事詳細

「ブレない改革派」菅新首相に期待 「日本は弱腰だ」旧民主党政権、中国への忖度

 安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選が14日、投開票され、菅義偉官房長官(71)が新総裁に選出された。菅氏は16日召集の臨時国会で行われる首相指名選挙で、第99代首相に選出される。

 私も「安倍首相が体調不良で急に辞任を表明した以上、新型コロナウイルスによる国難を乗り切り、安倍改革路線を継承してバージョンアップしていけるのは菅氏しかいない」と確信していた。最適任だと思う。

 菅氏と私は、橋下徹・元大阪市長が、大阪府知事選に出馬した2008年からの付き合いだ。菅氏は当時、自民党選対委員長代理で、私は自民党大阪府議団の政調会長として、橋下選対の司令塔を務めていた。その後、違う政党になったが、政治や政策については意見交換を続けてきた。

 日本の「観光立国」についても、当時から「観光を新たな産業の柱にしよう」「日本には十分なポテンシャルがある」と話していた。第2次安倍政権で実現した。新型コロナに対処していた医療現場の「診療報酬が低すぎる」という危惧にも、菅氏は現場の声を聞き、すぐ2倍に増やした。

 一言でいうと、菅氏は「ブレない改革派」だ。ありとあらゆる人々の話を聞いて、政策実現していく仕事師といえる。スピード感が違う。「いつ寝ているのか?」と思うほど、バイタリティーの塊だ。

 われわれは野党だけに、選挙や政策については切磋琢磨(せっさたくま)していく。ただ、国民にプラスになる政策実現のためならば、安倍政権と同じく、協力していきたい。菅「新首相」に期待している。

 さて、民主党政権時代の10年9月に発生した、沖縄・尖閣沖中国漁船衝突事件をめぐり、当時外相だった前原誠司衆院議員が産経新聞の取材に対し、菅直人首相(当時)が逮捕した中国人船長の「釈放を強く指示した」と証言した(8日朝刊掲載)。これは極めて重大な問題だ。

 これまで、民主党政権は処分保留による船長釈放を「検察独自の判断」と強調し、政府の関与を否定してきた。前原氏の証言が事実ならば、中国に忖度(そんたく)して、首相自ら検察の判断に介入したことになる。わが国の法治を歪めて、国民にウソをついたことになる。

 現在、中国の武装公船などが連日のように、尖閣周辺海域に侵入してきている。民主党の菅直人政権の対応が、中国に対して「日本は弱腰だ」「日本は強く出れば、どうにでもなる」といった誤ったメッセージを送り、中国の覇権拡大を加速させたのではないのか。

 民主党政権の主要メンバーは現在、枝野幸男代表率いる合流新党・立憲民主党にいる。彼らは「三権分立が分かっていない」と安倍政権を激しく批判していたが、自分たちこそ三権分立をねじ曲げて、事実をこれまで隠蔽して、国益を毀損(きそん)した可能性が高い。

 日本維新の会は今後、この問題について、国会で徹底的に追及していく。(日本維新の会代表、大阪市長・松井一郎)

関連ニュース

アクセスランキング

×