【ケント・ギルバート ニッポンの新常識】菅内閣は「危険を感じない安心内閣」 萩生田文科相には抜本的な教育改革を求めたい - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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菅内閣は「危険を感じない安心内閣」 萩生田文科相には抜本的な教育改革を求めたい

 自民党の菅義偉総裁は16日、衆参両院の首相指名選挙で第99代首相に選出された。前日夜には、菅内閣の陣容は決まり、当日の朝刊には閣僚名簿が掲載されていた。第一印象は「危険を感じない安心内閣」だった。

 私が注目していたのは、菅内閣の外交・安全保障方針で、外相と防衛相のポストだ。再任の茂木敏充外相は「自由で開かれたインド太平洋」を重要視しており、ドナルド・トランプ米大統領からも「タフ・ネゴシエーター」と呼ばれるほど評価されている。11日には日本と英国の新たな経済連携協定(EPA)を大筋合意させた。

 岸信夫防衛相は初入閣だが、外務副大臣や衆院安全保障委員長などを歴任してきた。7年8カ月もの間、日米同盟を強化してきた安倍晋三前首相の実弟でもある。安倍氏も「一議員として新体制支える」と話しており、周囲の支えが期待できる。

 教育行政を所管する文科相には萩生田光一氏が再任された。一部週刊誌が8月、文科省で教科書検定を担当する調査官が「北朝鮮のスパイリストに掲載されていた」と報じた。

 教育は日本の未来の礎であって、そのような報道を見過ごしてはならない。萩生田氏は報道を否定したが、そもそも日本の子供たちが使用する教科書には、慰安婦や南京事件など疑問を感じる記述が多い。萩生田氏には抜本的な教育改革を求めたい。できないなら交代した方がいい。

 小泉進次郎環境相を再任させたことは評価している。小泉氏は昨年9月、国連気候行動サミットで「セクシー発言」を披露して、賛否両論があった。私は、地味な環境問題を注目してもらうためにも、どんどん大胆な発言をすべきだと思う。まさに若い彼にしかできない役割だろう。

 河野太郎行政・規制改革担当相にも注目したい。河野氏は留学経験もあってか、ドナルド・トランプ米大統領のような広い視野での改革を見据えているように思える。菅首相肝いりの携帯料金値下げをはじめ、新型コロナウイルスで実感した、日本の「デジタル後進国」ぶりを払拭するために、鋭い改革を期待したい。

 加藤勝信官房長官は、各省庁を調整・統括し、内閣のスポークスマンも務める。官房副長官の経験はあるとはいえ、かなり重責だ。菅首相は7年8カ月も安定して職務をこなしてきた。菅首相と積極的にコミュニケーションを取って実務にあたることができれば、大丈夫だろう。

 「衆院解散が近い」という報道もあり、大幅な刷新をする必要性も感じない。菅内閣には、着実な成果を期待したい。

 ■ケント・ギルバート 米カリフォルニア州弁護士、タレント。1952年、米アイダホ州生まれ。71年に初来日。著書に『儒教に支配された中国人・韓国人の悲劇』(講談社+α新書)、『トランプ大統領が嗤う日本人の傾向と対策』(産経新聞出版)、『日本覚醒』(宝島社)など。

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