WHO調査団訪中、裏切り続ける中国にメス! 発生から1年経過も…「武漢肺炎0号患者」を追う過程で見えてくることもある (1/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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WHO調査団訪中、裏切り続ける中国にメス! 発生から1年経過も…「武漢肺炎0号患者」を追う過程で見えてくることもある (1/2ページ)

 新型コロナウイルスの起源解明の大きな障害となってきたのが中国だ。中国政府は世界保健機関(WHO)の専門家チームを14日から受け入れるが、これまで習近平指導部は調査に消極的で、国際社会への「裏切り」を重ねてきたのも事実だ。独ベルンハルト・ノホト熱帯医学研究所研究員で医師の村中璃子氏が緊急リポートする。

 中国当局は1月5日、予定されていたWHO専門家チームの入国を拒否。中国を気づかう発言が目立っていたWHOのテドロス事務局長が「大変失望した」と発言したことも話題になった。

 中国政府は専門家チームが中国側の専門家と合同で調査を進めるとしており、武漢にも入る予定だという。

 WHOが新型コロナの調査のため中国に専門家チームを送るのはこれが初めてではない。

 1度目はWHOが新型コロナの「ヒト-ヒト感染」を遅ればせながら認めた昨年1月20日からの2日間、専門家チームは新型コロナが中国の国内マターなのか国際的な脅威となりうるかを判断するため、空港や検疫、病院を視察した。その結果、WHOは「中国のキャパシティーは極めて高い」と評価。中国国内の問題として解決できるので、WHOの介入も国際協力も必要ないと発表した。

 2度目はそれから1週間後の1月28日、テドロス氏が習近平国家主席と北京で懇談して、中国から調査を受け入れることの合意を得たものとして知られている。

この合意は、中国の硬化を避けるため、パンデミック宣言の前段階である「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」の宣言を2度見送り、1月30日、つまり春節の休暇終了後に宣言することと引き換えだったと強く推測されている。

 この時も、数週間に及ぶ準備や調整のための期間が設けられ、専門家チームが武漢に到達したのは北京合意から25日後の2月22日のことだった。しかも、武漢を視察したのはわずか1日。専門家チームは検疫施設や病院を視察したが、実験中のウイルスが漏洩(ろうえい)したとの疑惑もある武漢ウイルス研究所や、ウイルスの出現場所として強く疑われる武漢海鮮市場は訪問しなかったことが、4月末になってから明らかにされた。

 そして、3度目の専門家チーム派遣となるのが、中国がまた非協力的な態度を示している今回の「新型コロナウイルスの発生源の調査」だ。

 中国との交渉は難航を極めた。7月、「WHOの専門家が中国入りした」との報告があったのでいよいよかと思いきや、獣医学と疫学の専門家2人が本調査の準備のため、武漢ではなく北京に1週間滞在したという発表だった。同月中にも開始すると言っていた、より大規模なチームによる本調査は、やがて8月中も難しそうだという話になり、次の進捗(しんちょく)報告は、約3カ月後の10月23日の会見となった。

 今度は中国の専門家2人がまたもや北京で本調査の準備を進めており、中国政府が海外からの専門家チームのメンバーのリストを承認したという発表もあった。ところがこの時、米紙ニューヨーク・タイムズがWHOの内部資料を入手。11月3日付の記事で、WHOは「武漢の海鮮市場と市場に関連した最初の患者群の調査は、中国人の専門家だけで行う」と合意していることをスクープした。

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