【有本香の以読制毒】日本人に寄り添った「良き大統領」去る 菅・バイデン氏の「多国間主義」で独裁国家に対峙できるか (1/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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【有本香の以読制毒】日本人に寄り添った「良き大統領」去る 菅・バイデン氏の「多国間主義」で独裁国家に対峙できるか (1/2ページ)

 ドナルド・トランプ大統領が20日朝(日本時間同日夜)、ついにホワイトハウスを去った。幕末の不平等条約から数えて約160年余りに及ぶ日米交流の歴史の中で、最も日本国民に寄り添ってくれた「良き大統領」の時代が終わったのだ。しかし、不思議と日本の大メディアにそうした論調はない。

 トランプ氏について、私が何より忘れることができないのは、北朝鮮による日本人拉致問題への理解と注力だ。それを物語る、ある人の過去のツイートを、19日、私のアカウントでシェアして謝辞を寄せた。

 「トランプ大統領ご夫妻が、一昨年に続き、拉致被害者のご家族の皆さんと面会してくださいました。被害者の写真を見つめながら、トランプ大統領が、ご家族の訴えに真剣に耳を傾けておられたのが印象的でした。そして、早期の帰国に向けた支援を改めて約束してくださいました」

 発信日は、2019年5月27日、発信主は、当時の内閣総理大臣、安倍晋三氏である。安倍氏のツイートの写真を見ると、トランプ氏は身を乗り出すようにして、拉致被害者家族の話を聞いている。ご家族と大統領の間に卓は置かれておらず、まさに膝を突き合わせるような近距離での面会だ。

 あえて嫌味を言うなら、トランプ氏の前任者が、来日時に、日本側の再三の「お願い」にもかかわらず、立ち話だけで拉致被害者家族との面会を終わらせたのとは雲泥の差がある。だが、わが国の大メディアはこうした両者の違いも報じない。

 安倍氏のツイートにあるトランプ氏来日時のエピソードは、「令和元年」が始まったばかりの初夏、日本中にお祝いムードと未来への希望が満ちていた頃のことだ。天皇陛下の即位後初めて迎える国賓として再来日したトランプ夫妻。両陛下が流暢(りゅうちょう)な英語で和やかに談笑され、安倍・トランプの結束が固いことを国民が喜んでいたあの頃-。

 わずか1年半前のことなのだが、遠い昔のようにも思えるのは、その後、世界を襲った、中国発の疫病禍のせいである。

 後世、今の時代に起きていることを振り返ったなら、「中国発の疫病が、安倍、トランプという日米両国の強力な指導者を政権の座から引きずり下ろした」という見方がされるかもしれない。政権の座から退いた直接の原因は、かたや持病の悪化、かたや選挙なのだが、仮にこの疫病禍がなかったら、と考えると、今も2人が政権を担い続けていた可能性は相当高い。

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