中国、「米台連携」のバイデン新政権を値踏みか 台湾の防空識別圏に戦闘機など28機進入、併合のチャンス見極めか (1/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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中国、「米台連携」のバイデン新政権を値踏みか 台湾の防空識別圏に戦闘機など28機進入、併合のチャンス見極めか (1/2ページ)

 習近平国家主席率いる中国軍は23、24日、台湾の防空識別圏(ADIZ)に戦闘機や爆撃機など計28機を進入させた。対中融和派との指摘を払拭するように「米台連携」を打ち出したジョー・バイデン米新政権を挑発し、値踏みした可能性がある。これに対し、米国務省は、中国共産党政権に、台湾への軍事、外交、経済的な圧力を停止するよう求める声明を発表した。岸信夫防衛相と、ロイド・オースティン米国防長官も24日、電話会談を行い、中国を念頭に、東・南シナ海での力を背景とした現状変更の試みに反対することで一致した。バイデン政権はこのまま「対中強硬姿勢」を貫けるのか。

 「米国は民主体制である台湾との関係深化も含め、インド太平洋地域において共通の繁栄と安全、価値観を前進させるため、友邦や同盟諸国を支えていく」「米国の台湾への関与は盤石であり、台湾海峡の両岸や地域の平和と安定の維持に貢献していく」

 国務省のネッド・プライス報道官は23日、このような声明を発表した。

 中国軍が同日、戦闘機や爆撃機など計13機を台湾の防空識別圏に進入させたことを受けたものだが、中国軍は警告を無視して24日も戦闘機など計15機を送り込んできた。

 台湾の中央通信社が運営する日本語サイト「フォーカス台湾」は24日、台湾空域を飛行したのは「Y8対潜哨戒機」や「Su-30戦闘機」「殲10戦闘機」「殲16戦闘機」などと報じた。

 台湾国防部(国防省)によると、1日に飛来した数としては、ドナルド・トランプ前米政権のキース・クラック米国務次官が台湾を訪問した昨年9月19日(19機)以降で最多となったという。

 バイデン大統領は、中国に融和的姿勢を取り続けたバラク・オバマ政権で副大統領を8年間も務め、次男には中国疑惑が指摘されている。大統領選中から、対中融和に傾く懸念が指摘されていた。

 ところが、大統領就任式(20日)には、台湾の台北駐米経済文化代表処代表(台湾の駐米大使に相当)の蕭美琴氏が正式招待され、出席した。

 米国内では、新型コロナ禍でも軍事的覇権拡大を続ける中国共産党政権に対し、「潜在的敵性国家」という共通認識が広がっているのだ。

 米インド太平洋軍は23日、原子力空母「セオドア・ルーズベルト」を中心とする打撃群が南シナ海に入ったと公表した。

 台湾外交部(外務省)は24日、中国軍機進入を受けた米国務省の声明について、「バイデン政権による台湾支持と台湾防衛重視」の表れだとして謝意を表明した。

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