感染者数、東京「激減」は本物か 「変死」197人はコロナ感染 緊急事態宣言は延長視野 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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感染者数、東京「激減」は本物か 「変死」197人はコロナ感染 緊急事態宣言は延長視野

 ようやく緊急事態宣言の効果が出てきたのか。東京都の25日の新型コロナウイルス感染者は618人と、昨年12月28日(481人)以来の低水準となった。ただ、病床の逼迫(ひっぱく)状況や自宅療養中に死亡するケースは増えており、政府は緊急事態宣言の延長も視野に入れているとみられる。

 東京の25日の感染者数急減は、検査件数の少ない月曜日という事情もあるが、直近7日間の平均でも1日当たり1119・1人となり、最大で1800人超だった緊急事態宣言の直後から減少傾向となった。大阪府の25日の新規感染者も273人で、300人を下回ったのは4日以来となる。

 緊急事態宣言を発令した11都府県の24日までの週の新規感染者は、その前の週よりも減った。西村康稔経済再生担当相は25日の記者会見で、「少し減少が見え始めた」と語った。

 1人の感染者が平均何人にうつすかを示す「実効再生産数」も、東洋経済オンラインが公表している24日時点で東京は0・85まで下落、大阪府は0・94、全国では0・89と、いずれも感染拡大を示す1を下回っている。

 だが、感染から遅れて増える重症者や死者数はいまだ深刻だ。25日も東京で14人、大阪で7人など全国で74人の死亡が確認された。

 東京の死者のうち、自宅療養中だったのは4人。高齢者施設に入所する100歳代の女性は13日に陽性と判明した時点で無症状だったが、入院調整中の22日に急変して死亡。80代女性は感染が判明後、入院調整前の段階で容体が急変して亡くなった。

 全国の警察が昨年3月以降に変死などとして扱った遺体のうち、197人が新型コロナウイルスに感染していたことも分かった。警察庁によると、昨年3月に初めて感染した遺体を確認。4月は21人で、5~11月は10人以下だったが、12月は56人、1月は20日までに75人と急増した。

 197人のうち、175人が自宅や宿泊施設、高齢者施設などで容体が悪化し死亡、22人は外出先で発見された。死後にコロナ感染が判明したのは138人で、感染が直接の死因でない人も含まれている。

 西村氏は2月7日が期限の緊急事態宣言の解除を巡る検討については「しかるべきタイミングで専門家に判断いただきたい」とするが、感染者数の指標が宣言解除の目安となる「ステージ3」相当に到達しても「直ちに解除ではなく、総合的に判断する」と説明している。ワクチン接種が本格化するとみられる3月まで1カ月程度の延長論も浮上している。

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