“殺人ウイルス”コロナ変異種に期待の「特効ワクチン」 モデルナ製が有効か - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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“殺人ウイルス”コロナ変異種に期待の「特効ワクチン」 モデルナ製が有効か

 「特効ワクチン」になるのか-。致死率が高いことから“殺人ウイルス”とも言われる英国と南アフリカの新型コロナウイルスの変異種について、米バイオテクノロジー企業・モデルナは25日、同社の感染症ワクチンは、英国で見つかった感染力が強いとされる変異種に従来通りの効果が期待できると発表した。南ア型の変異種に対しては、効果が弱まるが、予防が見込める水準だとしている。

 感染力が最大70%高いとされる英国型だが、死亡率についても従来型を1%とすると1・3~1・4%と高いとされる。変異ウイルスはこれまで、50カ国・地域以上で確認。日本でも東京都や静岡県内で感染者が確認されている。

 モデルナ社はワクチンを2回接種した人の抗体を含む血液成分との反応を調べた。その結果、英国型と南ア型の変異ウイルスでも効果が見られたという。ただ、南ア型については、効果が6分の1に減少したとして、改良型ワクチンの開発に取り組むという。

 同社のワクチンは米国で昨年12月に実用化。2回接種が必要で、日本政府も5000万回分(2500万人分)の供給を受ける契約をした。

 元厚生労働省医系技官の木村盛世氏(感染症疫学)は、「変異種が拡大し、重症化しやすい高齢者保護が十分でない中で、医療従事者や高齢者に優先的に接種することは重要だ。治験を経て効果が示されたワクチンであれば接種しない選択はない。特に日本は『反ワクチン』の風潮が根強いが、重い副反応はまれなケースだ。ワクチンは精神的にも社会的にも安心を与える効果がある」と指摘した。

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