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【ぴいぷる】満場一致で『プロレスど真ん中』! 全日本3冠ヘビー級王者・宮原健斗「お客さんの求めることに120%応える」 (1/2ページ)

 東京・後楽園ホールで19日に行われた3冠ヘビー級戦。野村直矢の挑戦を退け、3度目の防衛に成功した。フィニッシュは、相手を一度持ち上げた後、少しタメを作って美しいアーチを描くシャットダウン・スープレックスホールド。

 「ワンツースリーとお客さんが大合唱して盛り上がったときは、プロレスラーやっててよかったと思いますね。お客さんにパワーを与えるつもりが逆にいただいてます」

 試合前の入場時、花道に姿を現すと両手を大きく動かして観客に手拍子と「ケントコール」を要求してあおる。リングに上がってからもコーナーポストから「ケントコール」を求め、手を耳に当てて聞こえない振りをして、さらに要求。

 「皆さん、日常生活で大声は出さないじゃないですか。なので、あえてそういう状況を作ろうと心がけています。恥ずかしがり屋さんが多い地域もあって、そういうときはより時間をかけ、よりわかりやすくパフォーマンスしています」

 試合後も控室に帰ろうとして、「ケントコール」で何度も戻ってくる。「皆さんの声が聞きたい。全日本プロレス最高ですか?」と聞くとファンが「最高」と叫ぶ。さらに「このリングで最高なのは、だれですか?」に「満場一致で宮原健斗です」で締めるのがお約束だ。その後も会場の東西南北に向かって「ケントコール」の要求と聞こえないポーズ。ファンと握手し、一緒に写真を撮る。

 「どんなに試合で疲れていても、お客さんの求めることに120%応えて、笑顔で満足して帰宅していただくこと。これが僕の信条。笑顔じゃなかった日はヘコみます」

 安室奈美恵ら歌手のライブやシルク・ドゥ・ソレイユなどを見て、その表情やマイクパフォーマンス、開演前やアンコールの盛り上げ方などを研究し、いいところは参考にしている。

 「小学3年のとき、地元の博多スターレーンでプロレスを初観戦、入場するスタン・ハンセンに触ってロープで殴られたことが忘れられません。入場時のパフォーマンスやファンと一緒に写真を撮ったりするのも、その当時の自分がしてほしいことなんです。こういった子供目線を大事にしたいですね」

 プロレス好きの父親が借りたビデオの華やかなハルク・ホーガンらに魅せられ、「全日本プロレス入場曲全集」をテープに録音して、プロレスごっこをしていた。

 「小学校の卒業文集に『プロレスラーになりたい』と書きました。そう思ったときから、テレビ観戦するときもグータラな格好ではなく、何か崇高なるものを見るという感じでした」

 中学時代は野球部、高校時代は街の道場で柔道。高3の秋、同じ福岡出身ということで縁を感じ、佐々木健介主宰の「健介オフィス」の新人募集に応募した。1回目では合格できず、ジムでプッシュアップ(腕立て伏せ)やスクワットを1日1000回こなし、翌年、2回目のテストで入門する。

 「合宿生活中は、遊び盛りなのに外出は料理の買い出しぐらい。健介さんは練習の鬼で、練習また練習の日々でした。よく耐えられたというか。それで現在の自分があると思います」

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