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《zak女の雄叫び お題は「選ぶ」》eスポーツには爽やかな選手が多い Jリーグやプロ野球が参戦

 対戦型ゲームを競技化した「eスポーツ」が熱い。昨年からは、新たなファン獲得につなげようと、日本野球機構(NPB)やJリーグでも大会を開催。「ゲームがスポーツといえるのか」との疑問を持ちながら、大会を取材したが、リアルの試合と同様の手に汗握る展開に会場は熱気であふれていた。

 eスポーツは、エレクトロニック・スポーツの略。競技人口は欧米やアジアを中心に1億人以上とされる。昨夏にジャカルタ(インドネシア)で開催された「アジア競技大会」ではデモンストレーション競技として実施され、9月開幕の茨城国体でも文化プログラムとして採用されている。

 Jリーグでは今年、新たにモバイルゲーム版のクラブ対抗戦「eJリーグ ウイニングイレブン 2019シーズン」をゲームソフト会社「コナミデジタルエンタテインメント(KONAMI)」と共同開催。スマートフォンなどの端末で手軽に参加できることもあり、大会には約21万5000人がエントリーした。

 参加者は、お気に入りのクラブを選ぶことができる。各クラブの代表メンバーは、15歳以下(U-15)、18歳以下(U-18)、全年齢(フル)の3カテゴリー各1人の計3人。予選、選考会を勝ち抜いた計120人がJ1とJ2の全40クラブに所属し、今月14、15日に東京都内で行われた本大会で火花を散らした。

 決勝は、清水エスパルスとFC東京の対戦。各カテゴリー同士の全3戦のうち、2戦先勝で優勝が決まる。

 第1戦のフル対決はFC東京が先勝。続く第2戦のU-15対決は清水エスパルスが勝利し、勝負の行方は、第3戦のU-18対決にもつれ込んだ。第3戦は延長に入る緊迫した試合展開で、選手はゴールが決まる度に、ガッツポーズ。会場からは、両チームに熱い声援が飛んだ。最後は、清水エスパルスが勝利し、初代王者に輝いた。

 優勝メンバーは全員が清水エスパルスのサポーター。ゲームをプレーする時間は、1時間半から3時間半くらいだという。高校3年生、岡田悠選手(U-18)は「チームで助け合いながら優勝までいけたのがうれしい」と喜びを語った。高校1年生、鈴木大樹選手(U-15)も「(お互いの)カバーが良いチームだった」と胸を張った。優勝賞金は500万円。これらは、優勝メンバーではなく、チームに贈られる。若手育成に充てられる予定だが、大学3年生、佐野一平選手(フル)は「(賞金は)正直、少しほしい」と本音を漏らした。

 3人は、いずれもサッカー部に所属した経験を持つスポーツマン。優勝メンバー以外にも爽やかなプレーヤーが多く「ゲームは家に引きこもってやるもの」という従来のイメージは覆った。職業の1つに「eスポーツの選手」を選ぶのも悪くないと思った。(K)

 とはいえ、子供がゲームで遊んでばかりいると、怒ってしまう野球担当記者。

【zak女の雄叫び】取材や日常…。女性記者21人が月ごとのキーワードで本音を綴るリレーコラムです。7月のお題は「選ぶ」です。

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