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王会長、4月に予言していた!「星稜・奥川ブレーク」 佐々木朗希フィーバーには冷静?

 10月17日に行われるドラフト会議は、今夏の甲子園で評価を上げた星稜・奥川恭伸投手と、4月に高校野球史上最速の163キロをマークしたものの夏には岩手県大会決勝の登板を回避し物議を醸した大船渡・佐々木朗希(3年)投手の2人が目玉。一騎打ちの様相だが、この状況を早くから予言していたのが、ソフトバンク・王貞治球団会長(79)だ。

 王会長は4月11日、ヤフオクドーム内で改元にちなんだ本紙のインタビューに応じた。

 当時の球界は、佐々木が同月6日に行われたU18日本代表候補合宿の紅白戦で163キロをマークした話題で持ちきり。「昭和の怪物」江川卓、「平成の怪物」松坂大輔に次ぐ「令和の怪物」の異名も付いた。

 そして早くもドラフト会議を見据え「史上初の12球団1位指名も」「野茂、小池の8球団を超える史上最多の1位指名競合は確実」とマスコミ報道は過熱の一途だった。

 しかし、令和をプロ野球界を背負って立つとみられる佐々木について、王会長の見解は意外なほど冷静だった。

 「新聞、テレビが史上最速の163キロと大騒ぎしているから、日本中にあっという間に知られたけれど、まだ8月(夏の甲子園)まで時間があるからね。それまでに(佐々木の)野球スタイルがどうなるか。投手はキロ数だけの問題ではないからね。体力的な部分、変化球はどうかとか、いろいろある」

 実際、佐々木は7月25日、岩手県大会決勝の登板を監督の判断で回避。その是非をめぐって大騒動となり、王会長のいう「体力的な部分」を疑問視する声も上がった。現在の事態を見通していたかのような“王予言”だ。

 さらに王会長は、佐々木について語る中で、今春の選抜では2回戦で敗退していた星稜・奥川の名前を出した。

 「(佐々木は果たして)奥川みたいにまとまっているのかどうか。新しいスターは今日のニュースのためではない。ドラフトまでじっくり見ているよ。(佐々木が)夏の甲子園大会に出たら、また大変な騒ぎになるのは間違いないだろうけど」と。

 さすが“世界の王”の慧眼というべきか。いの一番に佐々木の1位指名を公言した日本ハムは、改めて方針に変更がないことを強調。一方、じっくり検討すると宣言した王会長のソフトバンクがどんな最終判断を下すのか、興味は尽きない。(江尻良文)

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