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履正社“打倒奥川”執念の初優勝 3ランの井上「絶対に4番の仕事を果たさないと、と思っていました」 全国高校野球

 ついに奥川を打ち崩した。春夏通じて、初の栄冠。4番井上広大外野手(3年)の一振りで打線に火がついた。

 「打った瞬間ホームランを確信しました。絶対に4番の仕事を果たさないと、と思っていました」

 1点を先制された直後の3回2死一、二塁。

 「前の打席で打ち取った球が必ずくる」。1回2死三塁の先制機で真ん中高めのスライダーに見逃し三振を喫していた。四球後の初球を狙うのも鉄則。甘く入ってきたスライダーを捉えてバックスクリーンへ運んだ。

 「奥川を打てないと、日本一にはなれない」の一心でここまで来た。今春の選抜大会1回戦の屈辱。奥川の前にチームは3安打、17三振の完封負け。井上も安打を打てなかった。

 その後の練習では150キロのマシンをマウンドの前に置いて速球対策。高校通算49本目の一撃だった。韓国遠征を控えるU18日本代表に選出されなかった悔しさも原動力になった。

 「やっと勝てた。(奥川との)対戦は楽しかったけど、自分は1打席しか打てなかった。球に気持ちが乗っていたすごい投手。必ずプロになって、また対戦できたらと思います。プロになって甲子園に戻るのが目標」

 岡田龍生監督は監督就任から32年で涙の優勝。プロ野球へ進んだ山田哲人(ヤクルト)、安田尚憲(ロッテ)両選手らの代でもたどり着けなかった全国の頂点に初めて立った。

 「(星稜の)奥川君にチームを大きくしてもらった。泣くことはないと思っていたんですけど。大阪は(大阪)桐蔭だけじゃないと思ってもらえたと思う。やってきたかいがあった」と感慨深げだった。

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