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バスケ日本代表“八村効果”で興行的に大成功! 課題も浮き彫りに…

 興行的には大成功、同時に課題も浮き彫りになった。

 バスケットボールの国際試合で日本代表アカツキファイブ(世界ランキング48位)は22日、アテネ五輪金メダルのアルゼンチン代表(同5位)に93-108と惜敗した。

 東京五輪の試合会場でもあるさいたまスーパーアリーナに、ウイークデーのナイトゲームにも関わらず1万6211人が集まった。バスケ日本代表戦の最多動員記録だ。

 代表チーム強化の原動力になったバスケットのB1リーグでも平均入場者数は3078人だから、まさにケタ違いバスケ人気は確変モードに入った。日本バスケット協会のスタッフが「これからも満員記録を塗り替えたい」と鼻息を荒くするのも当然だ。

 売り出し中の八村塁(21)=ウィザーズ=が第1Q開始11秒でいきなり得点すると、55秒には豪快なダンクシュートを決めるなど、大いに盛り上がった。「出だしはまあまあ」と話した八村は第2Qでもダンクシュート。「みなさんもダンク思っていたので、それが決められてよかった」と話した。

 第3Qの1分50秒には渡辺雄大(24)=グリズリーズ=が2点シュートで59-58、4分49秒にも3ポイントシュートで逆転する場面があった。

 あとは勝つだけだが、日本は3試合連続で100点を争う試合を続けている。日本代表のラマス監督(55)は「W杯では100点を奪い合うことはない。80点前後の試合になる。80点以上取られないチームになることだ」と冷静に分析した。

 この日の相手アルゼンチンは「3ポイントシュート」の技術が高い国だ。この試合でも57%という高い成功率で決められてしまった。23得点をあげた八村も「とにかくDFの課題がみえた」と指摘。ラマス監督も「オフェンスはいいが、DFが課題なのはわかっている。このチームはまだまだ限界までいっていない。W杯まで追い込みたい」とうなずいた。

 興行的な成功と同時に、チームとしても、手放しで喜べない内容とはいえ、課題がはっきりしたのだから、今後へ向けて収穫満載の国際試合だった。(編集委員・久保武司)

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