記事詳細

2年連続の水害に泣く「掘っ立て小屋」暮らしの北朝鮮国民 (1/2ページ)

 中国の吉林省延辺朝鮮族自治州では、停滞した梅雨前線の影響で7月中旬から大雨が降り続き、安図件、汪清県を中心に大きな被害が発生している。豆満江を挟んで向かい合う北朝鮮の咸鏡北道(ハムギョンブクト)の被害については、詳しい状況がわからなかったが、断片的ながらも情報が出てきている。

 (関連記事:中朝国境付近で大雨、被害相次ぐ…北朝鮮の状況は不明

 咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋が米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)に語ったところによると、現地では幸いにして人的被害は発生していないが、農地の一部が浸水し、山の中に建てられた掘っ立て小屋が崩れるなど、被害が続出している。

 この掘っ立て小屋は、昨年8月末に北朝鮮北東部を襲った台風10号(ライオンロック)による大水害で家を失った人々が住んでいたものだ。

 当局は、被災者向けの復興住宅を急ピッチで建設し、短期間で完成させ、入居式まで行ったと宣伝しているが、一体どういうことなのだろうか。

 (関連記事:北朝鮮の水害被災地に復興住宅…党幹部ら参加し入居式

 道内の慶源(キョンウォン)郡は、被災者に住宅を割り当てるにあたって「住宅は1世帯に1戸」という原則を厳格に適用した。同居する家族の人数は考慮されていないため、父母兄弟とともに暮らしていた大家族は、住む場所がなくなってしまった。

デイリーNKジャパン
zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース