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主役不在の「日報問題」集中審議 識者「稲田氏が出席しないのは時間の無駄」 (1/2ページ)

 南スーダンPKO(国連平和維持活動)部隊の日報隠蔽問題をめぐり、衆院安全保障委員会と参院外交防衛委員会は10日、閉会中審査を開催。この問題で引責辞任した稲田朋美前防衛相は出席せず、防衛省・自衛隊を立て直すために再登板した小野寺五典防衛相が対応した。主役不在のままで、国民の疑念を払拭できるのか。

 「小野寺氏の防衛相就任は2回目であり、前回は150カ所以上の部隊を回った。制服組の信頼は厚く、小野寺氏の着任で防衛省・自衛隊の雰囲気は一気に引き締まった」

 防衛問題研究家の桜林美佐氏は、防衛省・自衛隊の現状をこう語った。

 辞任した稲田氏には指揮管理能力が欠如していたうえ、感情的に部下に接し、都議選での「自衛隊の政治利用」発言で、信頼を失った。

 今回の閉会中審査では、先月末に公表された特別防衛監察の報告書を中心に質疑が行われる。焦点は、稲田氏が隠蔽に関与したか否かで、蓮舫代表率いる民進党などが厳しく追及。だが、稲田氏は不在だ。

 小野寺氏は審査前日の9日、再発防止策として、防衛省内に情報公開査察官を新設した。増員した情報公開業務の担当職員らに「説明責任を果たし、国民の信頼を早急に回復することが重要だ」と訓示した。

 10日の閉会中審査で、防衛省・自衛隊は平常任務に戻れるのか。

 OBである評論家の潮匡人氏は「日報問題は『稲田朋美問題』だ。稲田氏は逃げ隠れするのではなく、自ら国会に出てきて一連の疑惑について説明を尽くすべきだ」といい、続けた。

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