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「戦争になったら生き残れない」震える庶民…北朝鮮で非常待機命令 (1/2ページ)

 米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は10日、北朝鮮で郡単位の朝鮮労働党委員会と民防衛部の幹部らに対し、非常待機命令が下されたと伝えた。

 両江道(リャンガンド)の内部情報筋がRFAに語ったところでは、「政府声明が国内メディアを通じて公開される前の7日、党中央軍事委員会の非常待機命令書が各地方の党委員会総務部宛に電子メールで伝達された」という。

 ■「金正恩、理解できない」

 この情報筋によればまた、国連安全保障理事会の制裁決議に反発した北朝鮮政府の声明を掲載した8日付の労働新聞(朝鮮労働党機関紙)が、飛行機で道内の三池淵(サムジヨン)に運ばれ、同日午後までに護衛総局の車両が道内の工場や企業所への配布を終えたという。

 複数の情報筋によれば、毎年1月1日に発表される金正恩党委員長の「新年の辞」を載せた労働新聞も地方に空輸されるが、配布が終わるまでにはもっと時間がかかるとされ、その日に印刷された新聞が同日中に地方で配られるのは異例だという。

 こうしたことから情報筋は、7日の政府声明に始まる米国に対する一連の挑発は、早くから相当計画的に準備されたものであろうとしている。

 一方、慈江道(チャガンド)の情報筋は、「中央は、あくまで自分たちのスケジュールに従ってミサイル発射と核実験を続けると宣伝しており、国民は戦争が始まるのではないかとたいへんな緊張感の中にある。米国と核戦争になれば、誰も生き残れないだろうと心配している」と説明する。

 (参考記事:米軍の「先制攻撃」を予言!? 金正恩氏が恐れる「影のCIA」報告書

デイリーNKジャパン
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