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【松井一郎 維新伝心】「日本ファ」設立の若狭議員は一体何がしたいのか 「自民対抗への受け皿」に違和感 (1/2ページ)

 第3次安倍第3次改造内閣が3日発足した。安倍晋三首相が「仕事人内閣」と表現した通り、新閣僚の陣容はベテラン揃いで安定感がある。まずは内閣支持率も上がり始めており、国民の期待が表れているようだ。

 野田聖子総務相は、就任会見で早くも来秋の自民党総裁選への出馬を表明したが、安倍首相と話をしたうえでの発言だろう。党内で切磋琢磨(せっさたくま)し合う人材も入れ、「お友達内閣」ではないことを演出したのではないか。

 河野太郎外相は語学力に優れ、能力の高い方だと聞いている。外交では、日本上空を経て米領グアム沖に弾道ミサイルを撃ち込む計画を明らかにした北朝鮮と、反発を強める米国との間で難しいかじ取りになる。うまく乗り切ってほしい。

 日本政府が慰安婦の強制連行を認めたという誤解を世界中に広めた河野氏の父、河野洋平元官房長官が外相に就任するのなら大反対だが、親子でも人格は別だ。河野氏には父親の談話を修正してくれることを願いたい。

 江崎鉄磨沖縄・北方担当相の一連の発言で、早速、安倍首相の任命責任を持ち出す人もいるが、在日米軍の法的地位を定めた地位協定の見直しは、日本維新の会の沖縄に関する政策のトップ項目である。むしろ発言を修正されて残念だった。

 一方、小池百合子都知事に近い若狭勝衆院議員が政治団体「日本ファーストの会」を設立したが、何をしたいのか見えてこない。国政政党を立ち上げ「自民党に対抗する受け皿をつくる」というが、一体どんな形の「受け皿」になるのか。

 若狭氏は昨年10月の衆院補選で東京10区から自民党公認で出馬して当選し、その後、離党した。党の公約を掲げて当選してから1年もたたずに「受け皿」というのは違和感がある。

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