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【室谷克実 新・悪韓論】外交を動かすのはジェイン氏でなくジョンイン氏 約束遵守の思考なし、考え方は双生児 (1/2ページ)

 韓国で「大統領の側近」と言えば、どの政権下でも「絶対に偉い人」だ。その人の言うことに逆らったらひどいめに遭う。盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の下、鳴り物入りで発足した大統領諮問機関「東アジア時代委員会」の委員長は、まさに「絶対に偉い人」だった。彼は、ある開発会社を優遇するよう道路公社に圧力をかけた容疑で起訴された。その人物がいま、文在寅(ムン・ジェイン)政権で「飛ぶ鳥を落とす」勢いの、統一・外交・安保特別補佐官になっている。

 文正仁(ムン・ジョンイン)氏という。文大統領とは、韓国語の発音をカタカナ表記すれば「ジェ」と「ジョン」の違いだけ。紛らわしいが、外交・安保に関する限り、2人の考え方、発想の仕方は双生児のようだ。韓国人記者の間では「大統領が公式には言えない本音を代弁する人物」と見なされている。

 6月の米韓首脳会談の直前、正仁氏は「北朝鮮が核とミサイルの開発を中断すれば、韓米合同軍事演習と米軍の戦略兵器を縮小できるというのが大統領の考えだ」「北朝鮮が非核化に応じなければ対話をしないという米国の考えは受け入れられない」と述べた。

 しかし、6月の米韓首脳会談では、両国が一致して北朝鮮を圧迫することで合意した。「ジョンインの言う通りにならなかった」と思っていたら、文政権は7月17日、北朝鮮に軍事会談と赤十字会談を提案して、米国を怒らせた(=もっとも提案自体は北朝鮮に無視されたが)。

 11月の米韓首脳会談。ドナルド・トランプ米大統領が韓国を飛び立つや、正仁氏は対中「三不」約束について、「快く受け入れられる」と語った。

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