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腸内を「寄生虫だらけ」にする人糞集めが今年も北朝鮮国民を苦しめる (1/2ページ)

 北朝鮮の人々が、新年早々、悪評高い「堆肥戦闘」という奉仕活動に半強制的に動員され苦しんでいる。堆肥戦闘とは肥料用の人糞を集めることだ。

 ■人糞取り合いで喧嘩も

 昨年11月13日、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)兵士1人が、板門店の共同警備区域(JSA)から韓国側に亡命した。兵士は追手の銃撃を浴び、瀕死の重傷を負った。幸い韓国側の医療チームによる懸命な治療によって、兵士は一命を取りとめた。

 その際、兵士は二度の手術を受けたが、衝撃的な事実が明らかになった。兵士の腸内から大量の寄生虫が出てきたのだ。

 (参考記事:必死の医療陣、巨大な寄生虫…亡命兵士「手術動画」が北朝鮮国民に与える衝撃

 兵士がそうなってしまった原因の一つがまさに人糞集めなのだ。

 (参考記事:北朝鮮の亡命兵士の腸が寄生虫だらけになった理由

 米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)の咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋によると、北朝鮮では今年の正月は1日から3日までが休みだったが、新年早々、清津市内のすべての機関、企業所の労働者が堆肥生産に総動員されたという。

 北朝鮮で毎年1月から2月に行われる堆肥戦闘について、日本に在住する脱北者のSさんは次のように語った。

 「北朝鮮で何十年も厳しい生活を体験したので、日本ではどんなことでもやってのける自信はある。しかし、堆肥戦闘だけは死んでもやりたくない」

 極限状態で生き延びた脱北者さえも嫌がるのが人糞集めなのだ。

デイリーNKジャパン
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