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惨劇が尾を引く富岡八幡宮 後継人事や豪邸めぐりドロドロ、「結局は利権」の声も (1/2ページ)

 昨年12月に元宮司の富岡茂永容疑者(56)が、姉で宮司の長子さん(58)と妻を殺害後、自殺した東京都江東区の富岡八幡宮。惨劇の影響が出ているのは初詣客の減少だけではない。後継宮司選びや長子さんの住居だった建物の扱いなど、未解決の問題が山積しているというのだ。

 「いつもは行列ができるのに今年は人がパラパラ。三が日も売り上げがなかった」と外を見つめるのは80代の女性商店主。「やっぱり(事件の)影響はあるんじゃないですか」と嘆息を漏らす。

 境内の露天商も「ほとぼりが冷めるまで待つしかない」とぼやく。

 隣に深川不動堂もあるが、「不動さまのあたりは人は減っていないのではないか」(洋服店女性店主)と対照的だ。

 事件のきっかけとなった宮司職をめぐるお家騒動の火種もくすぶる。

 事件後に開かれた総代会ではナンバー2の権宮司を「宮司代務者」に置くことが決まったが、富岡家が代々宮司を務めてきた経緯もあり、茂永容疑者と長子さんの母親は、茂永容疑者の息子を宮司に推しているとされる。

 60代の神社関係者は「当面は権宮司がやるんだろうが、おばあちゃん(茂永容疑者の母)は富岡家以外の誰かに『乗っ取られるのではないか』と心配しているようだ」と明かしており、決着には一波乱ありそうだ。

 また、社殿から右手奥、境内の北東の方角には、長子さんが住居として使っていたレンガ造りの洋館がある。近くには「横綱力士碑」が建立され、人通りが絶えない境内でも屈指の場所だが、建物は参拝客の目を避けるためか、灰色のシートで覆われていた。長子さんは車で帰ってきたところを茂永容疑者に襲われ、事件直後、玄関前には血だまりがあった。

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