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金正恩氏が日本を「次のターゲット」に定めた理由 (1/3ページ)

 北朝鮮の新聞は昨年末までほぼ毎日、韓国政府を「南朝鮮の傀儡」と呼んで非難する記事を載せていた。それが、金正恩党委員長が1日の施政方針演説「新年の辞」で南北関係改善を打ち出して以降はゼロになった。9日に実現した韓国政府との対話が続く間は、一方的な非難は控えると見られる。

 韓国に替わり、非難の標的にされているのが日本だ。朝鮮労働党機関紙の労働新聞や、内閣などの機関紙・民主朝鮮は4日、9日、10日と日本を非難する論評を掲載。ほかにも、「韓国の民間団体が従軍慰安婦問題で日本を非難している」などとするニュースを報じている。

 もっとも、北朝鮮の日本非難は今に始まったことではない。ただ、北朝鮮が「民族自主」「わが民族同士」をキーワードに韓国社会に対する「洗脳工作」に乗り出しているだけに、この時期の日本非難には特別な意味が込められているようにも思える。

 (参考記事:韓国国民に対する金正恩氏の「洗脳工作」が始まった

 これに対して、日本はどのように対応すべきか。「北朝鮮の遠吠えなど捨て置けば良い」との意見もあるだろう。個別の非難についてはそのとおりだ。しかし中長期的に、北朝鮮に対してどのような戦略で臨むかについては、いいかげん本格的に検討すべきではないか。

デイリーNKジャパン
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