記事詳細

「はれのひ」悪質粉飾疑惑が浮上 売上高を過大計上、被害は2億7000万円超 卒業式や入学式にも影響… (1/2ページ)

 成人式を前に突然休業した振り袖販売・レンタル業「はれのひ」(横浜市)に、粉飾決算疑惑が浮上した。売上高を過大に計上、赤字の実態も隠していた。今春の卒業式や入学式、来年以降の成人式を含め、被害額は2億7000万円を超えているが、同社が右肩上がりの成長を装っていたことが、被害を拡大させたとみられる。

 東京商工リサーチによると、「はれのひ」は2016年9月期の決算で売上高を4億8000万円と対外的に公表していたが、実際は3億8000万円だった。営業損益は1億8000万円の赤字で、最終損益に至っては3億6000万円の赤字だった。

 最終赤字が膨らんだ理由は、1億5000万円の修正損を計上したためだった。修正損の内訳は売上高の過大計上が4000万円、商品在庫の過大計上が9000万円など。「はれのひ」のウェブサイト上では以前から売上高のみを掲載。赤字の実態は表面上は分からないようになっていたが、実態は約3億2000万円の大幅な債務超過に陥っていた。

 負債総額は約6億1000万円で、うち金融債務が4億円にのぼっている。

 東京商工リサーチの担当者は「大きな会社に見せかけようと、売上高を過大に計上したのは悪質」と指摘したうえで、「無理な店舗展開を進めるには、採用も急いだはず。求人を有利にする狙いもあったのではないか」と分析している。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース