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【高橋洋一 日本の解き方】「オレ流」強めるトランプ氏、米国務長官更迭と対北朝鮮 「非核化は前提」の姿勢強調 (1/2ページ)

 ティラーソン国務長官など米政権で高官の退任が相次いでいるが、何が起きていると読み取れるのか。北朝鮮問題や貿易問題で今後のトランプ政権の方向性は変わるのか。

 ティラーソン氏退任の一報は、筆者がインターネットテレビに出演中に出た。その場で、筆者はコメントを求められた。

 ティラーソン氏は米朝首脳会談の場所、時期等を設定すべき責任者だった。その人をこの時期に解任するのだから、まず考えられるのは、米朝首脳会談への取り組みに関することだ。

 最も単純な見方は、取り組みへのスピードが遅かったということだ。会談時期は5月までと決まっているが、場所は全く未定である。米大統領は、装甲車のような特殊な車で移動するが、安全確保ができる場所でないと行けない。移動場所については事前に安全確保を下調べするので、5月中の首脳会談開催のために残された時間は少ない。

 もちろん、こうした実務的な理由だけのはずはない。米朝首脳会談へのスタンスもあったのだろう。ティラーソン氏がトランプ大統領としっくりいっていなかったのは周知の事実だ。お互いに実業界で実績を上げてきたが、ビジネスでの格でいえば、トランプ大統領よりティラーソン氏のほうが上だった。そのため、ティラーソン氏が「上から目線」のこともあったという。

 それが今回の解任劇の伏線だったとの見方もある。

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