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呪縛続く?財務省「呪われた82年組」 自殺、逮捕、辞任、セクハラ… (2/2ページ)

 98年には接待汚職事件が大蔵省を揺さぶった。大手証券会社や銀行から過剰な接待を受けたとして、課長補佐だった同期の一人が収賄容疑で逮捕された。一連の接待汚職で逮捕された大蔵キャリアは一人だけだ。別の同期も逮捕は免れたものの辞職を余儀なくされた。

 「当時、東京地検特捜部が本当に狙っていたのは局長級の逮捕だったが、上の方は結局逮捕されず、部下だった彼らが人身御供にされた面がある」(前出の関係者)

 ちなみに採用を担当した中島氏も、二信組事件を引き起こしたイ・アイ・イ・グループ総帥、高橋治則氏との親密ぶりが問題となって95年に辞職した。

 財務官僚に詳しい別の関係者は、「福田氏は飲みっぷりがいい酒豪。一般的に言えばよくしゃべるいい人だが、ワキが甘いところがある。それと好対照をなすのが佐川氏で、苦学して東大経済学部から晴れて大蔵省に入ったために上昇志向が強く、自らを厳しく律して下にも厳しい」と話す。

 一方、財務官僚のエリートゆえの問題点を指摘するのは政治評論家の屋山太郎氏だ。

 「以前、財務官僚数人が訪ねてきて『アベノミクスに反対してくれないか』と言われて怒ったことがある。彼らは東大法学部で指導を受けた先生が同じだったりすることも少なくないためか、政策についてみんな同じ考えを持っている」

 財務省のエリート官僚が国を誤らせていたとしたら、呪われているのは国民のほうだ。

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