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福田次官、セクハラ疑惑報道を否定「職務取り組む」 

 財務省は16日、週刊誌で報道された福田淳一事務次官による女性記者へのセクハラ疑惑について、福田氏が報道内容を否定するコメントを発表した。与党内で辞任論が強まっている次官の進退について、福田氏は「反省の上で緊張感を持って職務に取り組んでまいりたい」とし、辞任論を退けた。コメントによると、「週刊誌報道は事実と異なる」として、名誉毀損で新潮社を提訴する準備を進めているという。

 福田氏のセクハラ疑惑については、外部の弁護士に委託して引き続き調査する方針を表明。報道各社に対しては、同省記者クラブの加盟各社の女性記者に調査への協力を要請した。

 菅義偉官房長官は16日の記者会見で「任命権者の財務相が対応すべき話だ」と指摘。財務省が学校法人「森友学園」に関する決裁文書改ざんで世論の批判を浴びていることを踏まえ「財務省は緊張感をもって行動してほしい」と語った。

 先週発売の「週刊新潮」は、福田氏が複数の女性記者にセクハラ発言をしていたと報道。福田氏は麻生太郎財務相に対し「やりとりは定かではないが、誤解を受けることのないよう気を付けたい」と釈明していた。麻生氏は口頭で注意し、懲戒処分や調査はしない考えを示す一方で「事実ならセクハラという意味ではアウト」とも言及。与党内では自発的な辞任を求める声が強まっている。

 福田氏は、1982年に大蔵省(現財務省)に入省し、予算編成を担う主計局などの要職を歴任。官房長、主計局長を経て、2017年7月に事務次官に就いた。

 麻生氏は16日朝、無言で財務省に登庁した。

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