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北朝鮮軍、内部に異変…不満の将校ら「義兄弟の契り」で秘密組織 (1/2ページ)

 朝鮮半島を分断する軍事境界線の近隣に駐屯する朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の部隊で、私的組織の結成などの動きが察知された。当局は、思想教育の強化などの対策に乗り出している。

 軍内にいるデイリーNKの高位情報筋によると、江原道(カンウォンド)の淮陽(フェヤン)に駐屯する第1軍団で、ある大隊に所属する政治指導員が、指揮部(司令部)の軍官(将校)と隷下の中隊の政治指導員と義兄弟の契りを交わすための血書を書き、党の政策に疑いを抱いたり、外国のニュースをやり取りしたりしていたことが発覚した。

 情報筋は詳細に触れていないものの、同様の問題が黄海北道(ファンヘブクト)の平山(ピョンサン)に駐屯する第2軍団、江原道の平康(ピョンガン)駐屯の第5軍団でも発生している模様だ。

 北朝鮮が、軍内部における私的組織の結成を「宗派行為」(分派行為=反政府活動)と見なし、極めて厳しく対処していることを考えると、今回の事件に関与した人員に対して収容所送り、処刑などを含めた極刑が下された可能性がある。

 (参考記事:同窓会を襲った「血の粛清」…北朝鮮の「フルンゼ軍事大学留学組」事件

 この事態を受けて金正恩党委員長は昨年末、人民武力省、朝鮮人民軍総政治局など軍の責任者と話し合った。その場では総政治局政治部が、軍事境界線一帯の最前線部隊において思想的な緩みが起きていると報告し、対策について議論した。

 各大隊、中隊、小隊の思想統制を担う政治指導員自らが、よりによって最前線の部隊で反政府的な行為を行っていたことは極めて深刻な事態だ。金正恩氏が直接、対策会議を主催したことは、当局がこの事態をいかに深刻に受け止めているかを表すものと言える。

デイリーNKジャパン
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