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【山口那津男 本音でズバッと】日米首脳会談で「北の核」「拉致」の認識共有を TPP復帰は歓迎しつつも慎重に (1/2ページ)

 いよいよ米国時間の17、18日、日米首脳会談が開かれる。

 来たる米朝首脳会談に向けて、北朝鮮の核問題や、日本人拉致問題が主要なテーマとなる。4月27日の南北首脳会談や、5月9日で調整中の日中韓サミットの前に、日本の立場を、ドナルド・トランプ米大統領にしっかり伝え、認識を共有してもらう重要な機会となる。

 ところで、トランプ氏は12日、ホワイトハウスで開いた会合で、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)復帰の検討を、米通商代表部(USTR)などに指示した。

 3月にTPP新協定に署名した日本など11カ国には朗報ともいえる。もともと、米国がバラク・オバマ大統領のもとで主導し、一旦は、12カ国で協定が大筋合意されていた。

 ところが、トランプ大統領が昨年1月、TPP離脱を表明したことから、米国を除いた11カ国で、日本が綿密に調整し、協定成立に仕上げたものだ。そこに米国が加入するだけなら朗報になる。

 だが、トランプ氏は「日本は長年、米国に打撃を与えてきた」と述べており、日本政府は、米国がさらなる市場開放を求めて、有利な協定修正を復帰の条件にしてくるのではないかと警戒している。

 このたびの、日米首脳会談で触れられる可能性もあるが、日本としては、復帰を歓迎しつつも慎重に臨む必要がある。

 いずれにしても、11カ国の新協定を早期に発効させて、結束して進むことが大切だ。

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