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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「失敗」》女性記者セクハラ被害でテレ朝の失敗 (1/2ページ)

 女性記者として、やはりひとこと申し上げたいと思います。財務省の福田淳一事務次官のセクハラ問題。やれ、テレビ朝日のハニートラップだとか、あれはセクハラではないとか、世間の受け止めはさまざまですが、これを機に私を含めた女性記者は「#Me Too」すべきだと思います。

 あの「接続詞のように挟み込まれるわいせつな言葉」を、福田氏本人はセクハラと認識していないようですが、多くのセクハラは加害者本人が「セクハラ」と認識しないまま行われます。たいていの加害者は「通常のコミュニケーションの範囲」と考えていて、被害者に訴えられてもそんなつもりはなかったと否定するのです。でも、福田氏が何を感じようが、相手のテレ朝記者がセクハラと感じたのならそれはセクハラです。福田氏の行為は断じて許されるものではありません。

 それを前提にした上で、この問題を考えてみましょう。私がもっとも問題だと思うのは、女性記者が会話を録音するまでの経緯です。記者は1年半ほど前から数回、福田氏と2人きりで飲食を伴う取材をしていて、そのたびにセクハラ発言があったため、身を守るため録音したということです。過去にもセクハラを受けていたのに、担当を替えることも2人きりで会食することも止めなかった。これはテレビ朝日の問題です。

 加害者が罰せられず被害者が担当を替えられるのがおかしいというなら、週刊誌や会見といった目立つ形でなく、内々に財務省に抗議する機会もあったはずです。でも、それをしなかった。取材先との関係を悪くしたくなかったからでしょう。

 女性記者が特ダネを取ってくると、やっかみ混じりで「あいつは取材相手と寝ている」なんて陰口をたたかれることは多くの女性記者が通ってきた道かと思いますが、私が驚いたのは、この業界では「相手と寝てまでネタを取ってくる行為」が称賛されてしまうことです。卑猥な言葉を投げかけられたり、体に触られたりするくらい我慢しなさい。それでネタを取れるなら安いものだ。本当に、そういう風に言われるし、考えられているのです(実際にやるかどうかは別として)。

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