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【永田町・霞が関インサイド】板門店、北朝鮮側「統一閣」急浮上 米朝首脳会談の開催地 (1/2ページ)

 米朝首脳会談の開催地の選定が難航している。

 4月27日に行われた米独首脳会談後の共同記者会見で、ドナルド・トランプ米大統領は「2カ国に絞った」と発言した。

 米CNNテレビは、シンガポールが有力視され、モンゴルの首都ウランバートルも選択肢に残っていると報じた。

 大型連休入り前に接触した在京米国大使館関係者によると、米国がシンガポールを希望し、北朝鮮側は同国には米海軍チャンギ基地があることから、専用列車で行けるウランバートルを求めているというのだ。

 ところが、米側の事情から、シンガポールと、ウランバートルのいずれも実現性に乏しい。

 まず、トランプ氏に駐シンガポール大使に指名されたキャスリーン・マクファーランド前大統領副補佐官(国家安全保障担当)が辞退したことだ。3カ月近く大使不在状態で、現在、国務省生え抜きのステファニー・シップタク=ラマナス公使が臨時大使を務めている。

 一方の駐モンゴル大使は、昨年1月の政権発足後1年4カ月以上たつのに、政治任命による指名すら行われていない。

 要は、シンガポール、モンゴル両国に、米朝首脳会談準備の先頭に立つべき米国大使がいないのだ。

 こうした米国の実情をいち早く察知して動いたのは、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領だ。南北首脳会談が行われた、軍事境界線がある板門店(パンムンジョム=軍事境界線の北朝鮮側の『統一閣』)開催案が連休中に急浮上したのである。

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