記事詳細

正恩氏、欺瞞の「政治ショー」 核実験場廃棄公開も専門家外し 日米は連続会談、緊密連携で対抗 (1/2ページ)

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)政権が、欺瞞(ぎまん)に満ちた「政治ショー」を計画している。23~25日に行う核実験場の廃棄を外国メディアに公開すると発表しながら、専門家やIAEA(国際原子力機関)など国際機関の査察受け入れに言及していないのだ。ドナルド・トランプ米大統領と、安倍晋三首相は、米朝首脳会談(6月12日)の前後に連続会談を行うことで調整している。緊密連携で「ならず者国家」に対抗する。

 《核実験場の廃棄を透明性あるものに見せるために国内のメディア機関はもちろん、国際記者団の現地取材活動を許容する用意がある》

 北朝鮮外務省は12日、北東部にある豊渓里(プンゲリ)の核実験場の廃棄について、こう発表した。米国と韓国に加え、中国とロシア、英国のメディアにも「取材を許容する用意がある」とし、記者団用に特別列車を編成するとしている。

 だが、正恩氏が4月27日の南北首脳会談で表明した「専門家への公開」は、発表から抜け落ちていた。国連傘下のIAEAなどによる査察にも触れていない。日本メディアも除外された。

 坑道内の核物質サンプルを採取すれば、北朝鮮の核能力や技術を分析することも可能だとされている。このため、韓国の専門家は「米朝首脳会談前に核実験情報が露呈するのを避けたかったのではないか」と分析し、別の専門家は韓国紙で「閉鎖をただ参観することは、証拠隠滅に拍手を送ることになりかねない」と疑問を呈した。

zakzakの最新情報を受け取ろう

関連ニュース