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【長谷川幸洋「ニュースの核心」】正恩氏「対日批判」の魂胆 信用できない「いい子」の素振り、日米で「最大限の圧力」を (1/2ページ)

 北朝鮮が対日批判キャンペーンに懸命になっている。米朝首脳会談(6月12日)を前に、拉致問題の解決を訴える日本に対して、国営メディアなどが「拉致問題は解決済み」と繰り返しているのだ。

 これは何を物語っているか。結論を先に言えば、「非核化」について北朝鮮が「いい子になろうとしている」かのような素振りは、とても信用できない、という話である。

 ただ、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が焦っているのは間違いない。北朝鮮は南北高官会談を突然中止し、米朝首脳会談の中止もほのめかした。

 米朝交渉は水面下で佳境に入っている。ここが勝負どころである。日本は米国とともに「最大限の圧力」をかけ続けるべきだ。

 国営メディアの朝鮮中央通信は12日、「安倍政権がすでに解決した拉致問題を再び持ち出し、騒いでいる。稚拙で愚かな醜態だ」と、日本を批判した。朝鮮労働党機関紙の労働新聞も先に「下心を捨てない限り、1億年経っても我々の神聖な地を踏めないだろう」と論評していた。

 北朝鮮は、核実験場の廃棄作業(23~25日)を外国メディアに公開する方針を明らかにしたが、ここでも日本メディアを締め出す構えだ。これも「日本けん制」の一環だろう。

 なぜ、北朝鮮は拉致問題に触れたくないのか。

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