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“存在感”高まる河野外相 同じ「太郎」でも…問題発言の麻生氏と対照的 父・洋平氏の「呪縛」打破か (1/2ページ)

 河野太郎外相が存在感を高めている。昨年8月の就任以降、北朝鮮に対し、米国と「最大限の圧力」をかける日本外交を牽引(けんいん)するだけでなく、安倍晋三首相の後継候補としても、急浮上しているのだ。名前は同じでも、自身が所属する麻生派(志公会)を率い、「問題発言」を連発する麻生太郎副総理兼財務相とは、ひと味違うようだ。

 「(北朝鮮の大量破壊兵器は)完全かつ検証可能で不可逆的な廃棄が欠かせない」

 河野氏は、アルゼンチン・ブエノスアイレスで21日に開催されたG20(20カ国・地域)外相会合で、こう語った。北朝鮮の具体的行動を促すため、国際社会が一致して圧力を維持する必要があるとも指摘した。

 北朝鮮は先週、米朝首脳会談(6月12日)の中止を示唆するなど、強気の姿勢を見せたが、実態は異なる。「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」(CVID)に向け、一歩も引かないドナルド・トランプ米政権に追い込まれつつある。

 こうしたなか、河野氏は中南米3カ国と米国を歴訪中(19~26日)だ。米国では、マイク・ポンペオ国務長官と会談し、北朝鮮の「核・ミサイル廃棄」と「拉致問題解決」での連携を確認する。

 河野氏は外相就任前、過激な官僚批判などで「異端児」と呼ばれ、期待値はそう高くなかった。就任直後も、親中・親韓派の河野洋平元衆院議長の長男のため、「中国や韓国に政治利用される」との懸念があった。

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