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「日大抗争」暗闘激化へ、田中理事長が内田氏斬り…泥沼化する恐れも (1/3ページ)

 日本大学アメリカンフットボール部の内田正人前監督(62)がついに常務理事の座を追われた。「悪質タックル」の試合から1カ月足らずで事実上のナンバー2が引責辞任する事態となったが、これで収束すると考えるのは早計だ。トップの田中英寿理事長(71)に斬り捨てられた内田氏が大学の表も裏も洗いざらいぶちまければ、大混乱は避けられない。暗闘が激化するのは必至で「日大抗争」はこれから泥沼化する恐れがある。

 内田氏は当初、常務理事については大学の第三者委員会が結論を出すまで職務の一時停止とする意向を示していたが、前倒しでの辞任を余儀なくされた。

 大学ジャーナリストの石渡嶺司氏は、「問題が長期化し、日大への風当たりが非常に強くなったので、もはや監督の辞任と常務理事の謹慎では済まないと判断したのではないか。田中理事長にとって内田氏はいわば懐刀であり、大学組織でもナンバー2にあたる人物。その内田氏を斬るということは、田中理事長もそれだけ追い込まれているということだ」と話す。

 ただ、内田氏は田中理事長体制を支えて常務理事にまで出世した人物だ。人事部長として大学の組織を握り、運動部を統括する保健体育審議会局長として「スポーツ日大」の予算も握ってきた。そして田中氏の腹心として裏も表も知り尽くしているとみられる。

 5月31日発売の週刊文春では、田中氏は21日の時点で内田氏を理事長室に呼び、「辞表を書け」と常務理事を辞めるように迫ったという日大関係者の証言を紹介。内田氏が「俺を切るんですか」「すべて公にしますよ」と田中氏に詰め寄ったとされる。

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