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北の農場が「闇金」に頼る理由 (2/3ページ)

 デイリーNKは先月、道内の文徳(ムンドク)郡の協同農場が、農作業に必要な肥料、農薬などをほとんど確保できていないことを報じたが、担当者に手腕がなければ、農場全体が困窮してしまう。

 (参考記事:北の農場、ないないづくしで田植え

 慢性的に供給が不足している肥料を得るためには、肥料工場の近隣に冬から泊まり込んで順番を待つなど、涙ぐましい努力が求められる。

 (参考記事:ダーティマネーが飛び交う北朝鮮の熾烈な「肥料争奪戦」

 このような「ツケ」は、今に始まったことではない。

 「(1990年代後半の大飢饉)苦難の行軍の後から、協同農場は毎年春になるとトンジュ(金主、新興富裕層)からカネを借りて、ビニール膜、肥料、農薬を市場で購入するようになった」(情報筋)

 ところが、当局がヤミ金営業をおこなっているトンジュに対する取り締まりを強化してからは、「ツケ」の形にして秋の収穫後に2倍にして返す習慣が定着した。しかし、返済が滞ることも少なくない。

デイリーNKジャパン
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