記事詳細

【室谷克実 新・悪韓論】韓国、保守政党ついに死滅で奈落の入り口… 左傾化路線が急進展、日米ブロックと“決別”も (2/2ページ)

 これにより、与党圏は、極左の正義党などを含め過半数に達したが、そのこと自体はあまり意味がない。

 文政権の保守壊滅手法は、国会の手続きを必要としない行政権限、つまり検察・警察、公正取引委員会、国民年金機構(=大手企業の大株主)などのフル活用なのだから。

 その裏には、人事権をテコに自在に操れる裁判所、政府補助金を投じている各種の「市民」団体がある。

 今回の地方選挙では、何人かの保守系候補者が演説中に殴られる事件があった。殴ったのは、いずれも「市民」団体のメンバーだった。ナチスの突撃隊を想起させる。

 文政権は、この統一地方選を制するために、なりふり構わなかった。彼らの目算通り、外国マスコミは進歩派(=実は極左)政権の保守派弾圧には、ほとんど目をつぶった。

 保守派は依然として国会議席では4割弱を占めているが、今回の地方選挙で足腰を失い、ほとんど死滅した状態になった。もう文政権の思いのままだ。

 保守野党の幹部たちは次々に「次期国会議員選挙に出馬しない」と表明している。「若手の奮起を促すため」などと言っているが、不出馬宣言をしなければ、何らかの罪状で“お縄”になることが確実だからだ。2年後の国会議員選挙の結果も、もう見えている。

 この国に対して、「民主・平和・人権・法の支配・自由の5原則に基づいて関係発展を」と述べた日本の元首相とは、眼力どころか視力が残っているのか。

 自らレッドチーム入りしていく隣国への惜別の辞は「ご勝手に、でも迷惑かけるなよ」ぐらいだろう。

 ■室谷克実(むろたに・かつみ)  1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。著書・共著に『悪韓論』(新潮新書)、『崩韓論』(飛鳥新社)、『韓国リスク』(産経新聞出版)など多数。