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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「世界」》世界からがっかりされないよう (1/2ページ)

 「ちょっと歩いただけじゃ、ここが一体何なのかわからないね」

 先日、東京に住む友人を、大阪府の百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群の一つ、仁徳天皇陵古墳(堺市堺区)に案内した際、友人がもらした感想だ。同古墳は墳丘の長さが486メートルで古墳の大きさとしては全国最大規模。墳丘にはうっそうと木が生い茂り、近づいてもこんもりとした森が広がっているというふうにしか見えないのだ。

 私が取材を担当する堺市は今、百舌鳥・古市古墳群の来年の世界文化遺産登録を目指し、さまざまな取り組みを行っている。周遊マップをしたり、駅から古墳までの動線に案内板を設置したりするほか、ふるさと納税品の返礼品には古墳のマークが入った手ぬぐいや文房具が登場した。

 民間でも、古墳カレーや古墳チャーハンなどたくさんの関連グッズが売られ、どこを見回しても、古墳だらけだ。

 そんな中課題として上がるのが、前述したような「わかりにくさ」だ。このため仁徳天皇陵近くの市博物館では、昨年8月からバーチャルリアリティー技術を使い、百舌鳥古墳群を上空から眺めているような映像が見られるサービスを開始。「地上からだとわかりづらいが、VRだとよく分かる」と好評という。ほかにも、古墳群を上空から見下ろすセスナツアーが企画されたりと、あの手この手で古墳の全体像を見てもらおうと躍起だ。